表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

135/267

135 ポンペ侯爵

俺はサーキ王国軍の侯爵と側近の1人ポドスを、レッサーヴァンパイアとして召喚した。


そうこうしてると。

「ご飯が出来たよおおお!」


ハーピーのハルカの声で、ケット・シーのペロが戻って来た。


「そいつ誰にゃ。」


「侯爵と側近ポドスだよ。王都の情報収集の為、ダンジョンの機能でレッサーヴァンパイアとして復活させた。」


「おお!主様は死霊魔術(ネクロマンシー)も使えるのか!妾はエリじゃ。宜しくのう。」


エルフのエリも戻って来た。


「ペロだにゃ。」

「僕はハルカだよ。」

「ユキでありんすぇ。」


「バズには引き続き、周囲の警戒をお願いしてるのじゃ。」


「ポドスで御座います。宜しくお願い致します。」


「侯爵のポンペだ。」


その後、食事を食べながら、王都の状況などを確認した。


魔神教団についても聞いて見たが、詳細は不明らしい。


食後・・・。


雪女のユキが凍らせたのは人間だけ、それ以外は凍っていない。


侯爵が乗ってた軍馬もそのままだ。


「この後、侯爵とポドスは馬に乗って、王都ポロッカに戻って貰う。」


「承知しました。」

「分かった。」


「この男、主様に対して失礼でありんす。殺しんすか?」


侯爵の態度に雪女のユキがイラッとして、殺気を放つ。


「そうじゃのぅ。看過出来んのじゃ。」

エリも殺気を放つ。


「ひ、ひぃ。」

ユキとエリに怯える侯爵。


「まあまあ、そのくらいにしてあげて、折角DPを使って召喚したし、王都で利便をはかって貰う予定だから。良いよね。」


「畏まりました。」

「うむ。分かっておる。」


言動を改めず、懲りない侯爵。


侯爵復活は失敗だったかなぁ。と、ちょっと後悔する俺。


「ああ、それから凍死する直前までの事は、報告して良いから、あくまでもドラゴンのドラムにやられた報告ね。俺達の事は絶対秘密にする事。」


「畏まりました。」

「うむ。任せておけ。」


相変わらずのポンペ侯爵と、真面目なポドスはそれぞれ馬に乗って、王都ポロッカに向かった。


さて、ダンジョンの吸収も終わったので、俺達も出発するか。


ドラムに乗っていくのは、問題外だからなぁ。


「ドラムは蜥蜴サイズね。」


「承知しました。」


寝転んでたドラムが蜥蜴サイズになって、チョロチョロ走る。エリの身体を登って肩に乗った


DP交換で馬車を出してっと。


「おお!急に馬車が出たにゃ。」

「流石、主様でありんすぇ。」


「エリとハルカは、良さそうな馬を連れて来てね。」


「了解じゃ。」

「分かったよ。」


サーキ王国軍の軍馬は生きている為、ダンジョンには吸収されず、その辺りでボーッとして、草を食べていた。


エリとハルカが、馬を2頭連れて来て、馬車を付けた。


「王都ポロッカには、この馬車で行くぞ、出発だ。皆乗って!」


「妾とハルカが御者をするのじゃ。」


「有難う任せたよ。」


流石一流の冒険者は何でも出来るね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ