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134/267

134 サーキ王国軍殲滅後

サーキ王国軍を凍り付けにし、1人残らず、・・・全員倒した。


すると、レベルアップのメッセージが流れた。


数千人も倒せば、流石にレベルも上がるわな。


俺の他にレベルアップしたのは・・・。


「おお!レベルアップしたのじゃ。」

「やったあああ!」

「やったにゃ。」


戦闘に参加してないエリとハルカとペロだった。


パーティーを組んでるから経験値が割り振られたのだろう。


戦闘に参加した魔神パズズのバズと、ドラゴンのドラムと、雪女のユキは、レベルが高い為なのか、レベルアップはしなかったらしい。


精霊扱いのバズは、元々レベルアップしないかも知れないし、他に条件があるのかも知れない。


王国軍がいた場所は、事前に丸っとダンジョン化していたので、死体や食糧など、サーキ王国軍の全てはダンジョンに吸収される。


但し、生きている生物は吸収出来ないので、軍馬は吸収されずのんびりしていた。


凍らせたのは人間だけ、軍馬は凍らせなかったからね。


容量無制限のアイテムボックスみたいな感じで、とても便利なのだが、唯一のデメリットは時間が掛かる事だ。


黙って3時間は掛かる。


DP化もしてるので、色々助かるんだけどね。


ここにいないとダメだよなぁ。


俺達がいなくなった時に、誰かが来たら困る。


「ダンジョンが吸収するのに、時間が掛かるからさ、エリとペロとバズは、周辺を探索して、目撃者等がいないか調べてくれ。」


「目撃者がいたら倒すにゃ。」


「そうだね。俺達の存在がバレたら、色々やり難いからね。」


「承知したのじゃ。」

「承知シマシタ。」


「そして、ハルカは」

「食事作るよ!」


「うん。お願いだ。」


ハルカはいそいそと食事の準備を始めた。


「わちきはどうしんすか?」


「ユキはここにいて、ゆっくりしてて良いよ。」


「承知しんした。主様の護衛をしていんすぇ。」


「有難う。頼むよ。」


ドラムは、寝そべっている。


さて、俺は・・・。


サーキ王国の内情を探る為、ダンジョンに吸収する中から、サーキ王国軍の二人をモンスター化する。


死体を利用するのだ。


侯爵とドラゴンに詳しかった側近。


スケルトンとゾンビではダメだな、王都に戻ってもバレないのが良い。


ダンジョンのモンスターリストを確認すると、お!良さげなのがあるぞ。


先ずは二人だけ早めに吸収する様に設定して・・・。


「魔物召喚!」


二人は、レッサーヴァンパイアとして召喚した。


見た目で人間と違うところは、犬歯が少し鋭くなったくらいだ。


レッサーヴァンパイアは、吸血鬼の能力が低いが、昼間も行動出来るのが利点だ。


死体を利用する利点は、生前の記憶があると言う事だ・・・。


ん?


これって、死霊魔術(ネクロマンシー)だな。


「我は生き返ったのか?」

侯爵が喋り始めた。


「そうだと言えるが、違うとも言える。今のお前はレッサーヴァンパイアだ。」


「レッサーヴァンパイア?」


あぁ、侯爵って元が馬鹿だから、モンスター化しても変わらないんだ。


「侯爵様、レッサーヴァンパイアは、吸血鬼の劣種です。ヴァンパイアとしては機能は低いのですが、昼間も活動出来る為、生前と同じ生活が出来ます。」


「ほほう、そうか。それは重畳だ。」


「お、お前は頭が良いねぇ。」


「有難う御座います。私は宮廷魔術師のポドスと申します。主様、何とお呼びすれば良いでしょうか?」


「俺はショータだ。呼び方は主様で良いよ。侯爵も他人が居ないときは主様で良い。他人が居るときは、ショータと呼び捨てで呼んでくれ。」


「承知しました。」

「うむ。分かった。」


侯爵は偉そうだな。

タメ口だよ。

まあ、良いか。

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