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132/267

132 サーキ王国軍と戦う

相変わらず続いている、バリスタから発射される『竜殺槍』。


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・


バズの風障壁が弾き返す。


バシュン、バシュン、バシュン・・・


「音ヲ消シマショウ。」

バズが風魔法で槍の音を消した。


「音は無くなったけどなぁ・・・。

鬱陶しいよねぇ。」


「殲滅しんしょうか?」

冷気になって漂っている、雪女のユキが聞いてきた。


「やっちゃうか?」


1万人を超える軍隊を前にして、気負い無くこんな事を言うなんて、異常だよね。


上空から見ると、ありんこの様にしか見えないので、現実感が無いのかも。


「本当にやっちゃうの?」とハルカ。

「1万人じゃよ?」心配するエリ。

「やっちゃうにゃ。」お気楽なペロ。


「見つかってしまいんしたので、しょうが無いと思いんす。」

ユキは現実的。


「うん、そうだね。逃げても追って来るだろうし、隠れても探そうとするからね。ガツンとやって、敵わない事を知らしめないと、今後は逃げ続ける事になるんだよね。」


「とは言ってもなぁ。僕は1万人もの人を虐殺するのは気が重いなぁ。」

ハルカは消極的だ。


虐殺?


「皆殺しにはするけど、虐殺と言う様な(むご)い事は考えてないよ。まあ、取り敢えず1度だけチャンスはあげよう。」


「うん。それなら・・・。」

ハルカもそれならと何とか折れた。


この会話中も、バリスタから槍を発射し続けてるんだよなぁ。


鬱陶しいたらありゃしない。


「俺とバズとユキとドラムでやるよ。」


エリとハルカは乗り気じゃ無さそうだし、ペロが攻撃すると虐殺になりそうだ。


俺はバズとユキとドラムに作戦を伝えた。


「作戦は以上だが問題あるかい?」


「問題ありません。」とドラム。

「問題アリマセン。」とバズ。

「問題ありんせん。」とユキ。


「うはぁ、マジでやるんだ?敵が戦わない選択肢を選んだらどうするの?」

とハルカ。


ハルカも敵認定じゃん。

「勿論逃がすよ。」


「だよねぇ。大人しく降参すれば良いけど・・・。」


「殲滅後の死体はダンジョで吸収するのかにゃ?」

割と現実的な質問をするペロ。


「うん。DP化したいから、ダンジョンで全て吸収するよ。実はね、ダンジョンが吸収した物は再利用可能なんだ。」


「どう言う事にゃ。」


「ダンジョンの宝箱に金貨や武器、防具、布の服等が入ってる事があるでしょ。」


「そうかもにゃ。」


「それってダンジョンが吸収した物なんだよ。


勿論DP交換で取得した伝説の武器なんかを宝箱に入れる事も出来るけど、吸収した物ならDP交換不要なので安上がりでしょ。


その為、ダンジョンが吸収したものは、ダンジョンの異次元空間に収納されてるのさ。


しかも異次元空間は容量無制限。


その上、異次元空間にある物は、何時でもDP交換無しに、取り出す事が出来るんだよ。」


「アイテムバッグみたいにゃ。」


「そそ、まさしく容量無制限のアイテムバッグ。」


死体でさえも、ゾンビやスケルトンで再生可能な事は、黙ってよう。

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宜しくお願い申し上げます。

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