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131/267

131 サーキ王国へ

獣人国を抜けて無事サーキ王国に入った。目的地の王都ポロモイにはまだ距離がある。


この大陸では、関所等は無い。


城壁に囲まれた都市に入る場合、入市税を払うケースがあるぐらいだ。


ドラゴンに騎乗し、平地の村や町の上空を飛ぶと問題がある事から、出来るだけ人目が少ない、山や森の上空を飛んでいるが・・・。


「前方に大勢の人が居るのじゃ。」

「千人を超えてる様にゃ。」


「何だろうね?戦争かね?」


上空から大勢の人に近付いてみた。

予想通り軍隊。


その時・・・。

ヒュウウウウウン!!


軍隊から矢羽の付いた槍が飛んできた。


据置式大型弩砲(バリスタ)だ!


バシュウウウウン!!!


魔神パズズのバズが風の障壁を展開すると、バリスタから発射された槍は方向を変えた。


ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン


しかし、バリスタから次々と槍が飛んできた。


連続且つ間断無くバリスタから発射される槍。


バシュン、バシュン、バシュン・・・


槍はバズの風障壁に弾き返される。


「完全に俺達を狙ってるね。」


「と言うか、狙われてるのはドラムじゃろ。」


「下からはドラムしか、見えないはずにゃ。」


「まあ、そうなんだけど・・・。」


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・・

バシュン、バシュン、バシュン・・・


俺達がのんびり会話出来てるのは、バズの風の障壁が飛んで来る槍をシャットアウトしてるから、なんだけど。


はぁ、何処かでドラゴンが飛んでいるのを、見られちゃったのか。


明らかにドラゴン用の攻撃だ。


ドラゴンに無効な魔法攻撃をせず、バリスタの力押し。


「こんな槍でドラゴンに通用するのかね?」


「これは『竜殺槍』じゃな。通常の槍では、ドラゴンの鱗に傷一つ付けられんが、尖端にちょっぴりドラゴンの骨を装着する事で、竜の鱗を貫けるのじゃ。」


「ほほう、そう言う事か。」


「『竜殺槍』で竜を落として、竜の牙か爪で作った武器で、止めを刺すつもりじゃろう。」


「ふむ。」


「兵士達が持ってる盾は耐熱仕様じゃな。魔法使いは対ブレス用に、魔法障壁の準備をしてるのじゃ。」


「ドラムを殺す気満々な訳だ。」


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・・

バシュン、バシュン、バシュン・・・


ドラムは停空飛翔を続け、「どうします?」って言う顔をしてる。


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・・

バシュン、バシュン、バシュン・・・


見つかった俺達に問題が有るんだけど・・・。


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・・

バシュン、バシュン、バシュン・・・


「鬱陶しいね。」


問答無用で攻撃してくる事に。多少腹が立つ。


ヒュン、ヒュン、ヒュン・・・・

バシュン、バシュン、バシュン・・・

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


新作投稿しました。


チートで無双で遣りたい放題の勇者の物語です。


ぜひ!お読み下さい!!!


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何卒、応援の程、

宜しくお願い申し上げます。

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