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詩の目次

それでどうしたかと言えば

作者: 冬野三月

 それでどうしたかと言えば、結局何もできることはなく、このままここでうずくまっているわけにもいかず、さりとて何処へ行けるでもなく、ずっと鬱屈を溜め込むだけの毎日。

 こんな日々は嫌だと叫んでみたところで意味はなく、誰に届くわけでもなく、どうしようもない人間が一人ここにいるだけで、そして時間だけが経ち歳をとり死に近づいていくだけで。

 それでもどうにかしたいと、どうにかせねばと、ただただ思いが渦巻いているだけで。進歩もなく。

 空しさだけが募るのは誰のせいなのか。誰のせいにしても仕方なく、自分を責めても意味はなく、ただやるしかないのだと、いったい何をやればいいのかと、この緩やかな死へと誘う虚から救われたく。

 それでどうしたかと言えば、心を強く持つというありきたりなものでしかなく、そしてそれができないという無限の回廊を歩いているだけで。どうしようもなく、新しい道を探してる。

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