髪色について、会社はなんの権利があって制限するの?
私は老人施設で働く介護職員です。
タイトル通り「髪色」について会社が職員にいろいろ制限をかけていることにつねづね疑問をもっていました。ちなみに、私の職場ではパーマ、アシンメトリーや、女子の刈り上げ(わかめちゃんヘアー?)や、明るい髪色はNG。
仕事はすごく丁寧でまじめな職員でも、おしゃれをしたいのは当然だし、私の目から見ても「なんでこれがダメなの?」と思うような髪型【キノコヘアー?】も注意を受けている。若い職員に注意されていることが多い。以前長い髪の男性職員が注意されていたが、彼は無視していた。長い髪といっても、女子ならセミロングにもならない長さで、普通に女子ならくくらなくても良いレベル。彼が女子だったなら注意されなかった。
私自身は注意を受けたことはないし、これからもないだろうけど。
それでも、モヤモヤする。注意されてがっかりしている同僚みたらなおさら。
辞めた職員が、次の職場が何でもオーケーで髪を虹色に染めていたのは衝撃だった。
「えー!いいじゃんそれ!」
「ずーっと、こうやってみたかったんだ」
キラキラ輝いてるよ、いや髪だけじゃなくてさ。
髪の色や形は個人の自由の範囲だと思うけどなあ。
もちろん、長い髪をまとめたりあげたりするのは、必要なこと。そういうルールは大切だけど、色とか形とか、仕事に直接かかわらないことに対して制限するのはどうかと思う。
利用者の心理云々とか、年配の人と今の人の価値観は違うだとか、外部から見てのイメージとか、もっともらしく言ってるけどさ。
そもそも、利用者のその人らしさは尊重しなさいといっているのに、職員の個性は認めないって。
それで有給とか、休憩時間とかちゃんととらせてくれているならまだしも、そうじゃない。
当たり前のようにサビ残させられるし(私は今はもうしてないけど)、職員を何だと思っているんだろう。
そういう思いはずーっとあって、どーして人一人の体の一部についてそこまで制限するんだ??って。
お前いったい何の権利があって命令できるんだって。そこはその人の領域じゃないかって。思ってた。
前の職場でここまでうるさいところはなかったなあ。仕事さえきちんとしてれば、わりと自由だった。まあ、ここまで若い人たちが沢山出入りする職場でもなかったけど。
大阪で運転手が地裁で勝った「髭訴訟」は、休憩中にニュースみたけど【うわー!運転手よくやった】って思った。【どう思います?】って同僚に聞いてみたら、【いや、運転手が悪いよ】と、そうは思わなかったみたいだけど。市は控訴するみたいだから、つぎはひっくりかえるかもしれないけど、私は運転手の味方だなあ。