サガシリーズについて思うこと
私はサガシリーズが好きだ。
今でこそ有名ゲームの仲間入りだが、かつてはどうしてもFF・DQからは一歩引いた立ち位置のゲームだった。
マイナーゲームとまではいかないが、変わったゲームという評価で、少なくとも主流ではなかった。
マンガでいうところの、ジョジョシリーズ。ロックでいうところの、オルタナティブロックだ。
(ちなみに私は、フロントミッション・オルタナティブも大好きだ。あのテクノなオープニングを聞くと、心が躍る)
ということで、一つ宣伝をしておこう。
今年の4月25日に、サガの最新作、『サガ エメラルド ビヨンド』が発売になる。
みんな、ぜひ買ってくれ。
私も当然買う。買うが、おそらく少し触って終わりになりそうな予感がする。
たぶんあまり面白いと感じない。そんな予感があるのだ。
今日はその点について、少し考えてみようと思う。
私は、基本的にサガシリーズはほぼプレイしている。
列挙してみると、GBのサガ123、ロマサガ123、サガフロ12、アンリミテッドサガ、ミンサガ、サガGOD、サガ・スカーレットグレイス(緋色の野望)、ロマサガRS。
プレイしていないもののほうが少ない。サガSoLとインペリアル・サガくらいか。
一通り遊んでいるので、少しくらい偉そうに語らせてもらっても許されると思う。
そんなサガ好きな私だが、アンリミテッド・サガと、サガ・スカーレットグレイスだけはクリアしていない。途中で投げ出してしまったのだ。
最初は年のせいかとも考えた。(いやもう絶対に口にしたくない言葉なんですけどね)
新作ゲーム、新作システムを理解するのに疲れたのではないかと。
まあ大別するとそれが理由なんだろうけど、そこで終わったらおしまいだ。
もう一段階深く考えていくと、おそらく戦闘システムのせいだろうと思うのだ。
端的に言えば
『”行動を選ぶ”以上のことを戦闘中にしたくない』のだと思う。
要はさっき述べたアンサガ、サガスカ、サガエメの3作品は、戦闘時にやることが多いのだ。
考えることが多いのは構わない。
複数人で回復に回るか、みね打ちでマヒに期待するか。みね打ちならディフレクトも発動するかもしれない。リアニメイト前に回復が間に合うか、術具経由ならギリギリ間に合うかも。
でも、結局やることは、「コマンドを選ぶ」だけだ。
決めることが多くても、戦闘中じゃないなら構わない。
この術を使わせたいけど、アニマが足りない。クヴェルは一つしか持っていない。こいつに持たせて、こいつは妥協しよう。じゃあロールはどうする? 陣形はこうだ、見切りは何を持たせる? 技欄8つじゃ足りねえよ。
だがこれも戦闘中には「コマンドを選ぶ」だけだ。
でも先ほどの3作品は、リールだったりタイムラインだったりと、コマンドを選ぶ以上のことを要求してくる。
そこがどうも受け付けないのだ。
作品によっては、メンバーの行動順の指定ができる作品がある。
それですら、その程度ですら私には億劫で、めったに使わないシステムとなっている。
年齢のせいで(また口にしてしまったけど、本当に辛い)新システムに対する理解力、もっというと理解”しようとする”力が落ちているので、こんなことになっているんだと思う。
正直に自分に問いかけてみると、今遊んでみたいのはサガエメよりも、サガSoLだ。
サガの魅力は戦闘だとよく言われる。確かに戦闘は魅力のひとつだが、私にとって世界観が最大の魅力だ。
サガ世界は、雰囲が心地よいのだ。
ノースポイントの階段を眺めているだけで嬉しいし、ウェストエンドの川はわくわくした。
「皇帝さん」と呼ばれると嬉しいし、エンディングでマスターに「いいんだ、先に帰っていいよ」とか言われた時は涙が出そうになった。
塔を上っている途中にミニ世界を見つけた時は、自分だけが秘密を知った気がしたし、エスパーの魔法の組み合わせを考えるのも楽しかった。
アニマという設定は装備を眺めるだけで世界に入り込んでいくのを感じたし、死せる賢者と戦った時は楽しかった。
よく言われるサガ独特のぶっきらぼうな話し方も、そういう雰囲気、世界観の中に含まれてはいるけれど、それだけでは不満なのだ。それはあくまで、旅を彩る一要素なのだから。
そのあたりは、途中で投げ出した2作品も変わらない。
頭に花とかどんなセンスやねんとか突っ込みつつも、剣を振るうモーションはかっこいい。
アンリミテッドサガのパッケージはシリーズで一番好きだし、OPのアーミックが振り向くところからの流れが素晴らしかった。
ダラダラと書いているうちに、自分でも何を言いたいのかわからなくなってきた。
最初は戦闘システムの不満について語ろうかと思っていたが、思い出を語っているうちにそんな気持ちはあっさり消えた。
不満ではあるけど、「だからこうしてくれ」「今のサガはダメだ」って気持ちではないからね。
私はサガシリーズが好きだ。
サガエメについても、投げ出すかもしれないとはかなり思うけれど、買うのをやめようという考えは少しもない。
ただ、めんどくさい戦闘システムが苦手な私でも、旅を楽しめるゲームであってほしいと思っています。




