異世界≒現実
プロローグ
中学二年8月終盤
夏休みももう終わりになろうとし、毎年、「よし!今年こそは早めに宿題終わらせよう!」 と序盤は思っていたが蔑ろにされるアレは終わっているはずもなく、しかしやらなければいけないと思ってはいるが中々手がつかず、特に散らかってもいない自室を片付けていて思っていたこと…
異世界転生して世界を救う勇者になりモテたい!
厨学ニ年生なら誰でも思うであろう、これが伏線となりもしかすると急に光がパァっと体を包み込み…などと考えて過ごしていた俺、
一 一 (にのまえ はじめ)
決して伸ばし棒ではない れっきとした僕の両親がつけてくれた大切な名前だ かと言って気に入っているわけでもなく物心ついた頃から
「おれの両親ふざけてるのか RPGで主人公に あああああ とつける感覚でつけてるのではないのか」
と思っていたがもう14 されど14こんな超重大な問題でも、もめたところで簡単に改名できないのは知っている。まぁなんだかんだ言ってるが実はこの名前が気に入っている…なんてことはなく一回まじで解明しようと普段は行かない図書館で改名について調べた時期があった。
さて、ここからはそんなおれに起きた夏の苦い思い出を話させてもらおう。