(1)異世界へようこそ!
目を開けるとそこは見慣れない街並み。都会では感じられない爽やかな風、道を歩く馬車、獣耳をつけた人、獣人というやつだろうか。魔法使いみたいな格好をした人もいる。
「うお、すげぇ!本当に異世界だ!どうしよう興奮してきた!」
異世界と言えば魔王!勇者に惚れる美少女ハーレム!仲間たちとの出会い!
さて、最初にどこへ行こうか?異世界ものでは教会やギルド的な場所に行き、職業を決めにいくもんだ。だが、仲間が集まる酒場や村人A的なポジションの人に話しかけるべきだろうか?
「すいません…道をお聞きしたいのですが…」
俺は青年冒険者と見える人に話しかけた。
「なんだ?見かけない顔だな!冒険者になりにここへきたのか?」
さすが村人A的ポジション!俺の知りたいことをすぐに教えてくれる!
「それなら、あそこに見えるギルドと呼ばれるに行くといい。詳しい話はそこでしてくれるよ」
俺はありがとうといい足早にギルドに向かった。
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ギルドに入ると、冒険者らしきものが酒を飲んでいたり、クエストらしきものが貼られたりしている。
そこで俺は案内役のお姉さんに話しかけられた。
「冒険者希望の方ですか?」
「あっ、えっ、はい。そ、そうです」
女性体制0の俺は焦り現実世界なら、キョドりすぎwキモwと罵られるだろうな…
俺は案内されるまま進むと、カウンターらしきところに案内された。
「では、お名前をどうぞ」
「隼人と言います」
目の前の女性が首を傾げると、
「ハヤトですか?あまり聞かない名前ですね。では、ここに職業リストがございますので…三つスキルをお選びください」
リストをみると様々な職があった。鍛冶屋、商人、料理人、剣士、盗賊…どれを選ぼうか迷うな…。
「よし、じゃあ奇術、剣術、念能力で頼む」
俺の直勘では、この三つが素晴らしい。念能力で女性の体を…なんて考えてないからな!?
嘘です、考えてました。
「なかなか聞かない職業ばかりえらびますね!奇術師と念術師は人気がないのですが…それでは、あなたの冒険者カードを作らせていただきますね。それと、お金が支給されますので検討を祈っています!」
スキルの関係上スピードが少し高い冒険者カードを受け取り、冒険者になった俺は興奮しすぎて変な目で見られているが気にしねえぜ!?
次からは2000文字程度に作っていきたいと思います。途切れ途切れだと変な感じになってしまうので気をつけます。