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本拠地

「俺、たった二章で魔王の城に乗り込むなんて物語、初めて見たわ…」

「私もですわ…」

「ところでさぁ、セレナどこ行ったの?」

「何か探検してくるですって…」

「はぁ?あいつここが何処だか分かってんのか!?魔王の城だぞ⁈探しに行かないと!!」

「ルカさんっダメですわ!!

それこそ、ここでバラバラになったら大変なこ「あっ!居た!!おーーーーーーい!!」



発見発見!

みんな見つけたヤッフー!!

ってアレ?


「何かすごい目で見られてない?特にルカとか」

ちょっと小走りに三人の元へ行く。何かトラブルでも起きたのかな?


「おーい!鍵見つけた!!

魔王の部屋の!!」

すごいでしょー?って言うけど反応するのはカロンのみ。

大人のお二人は怒った顔で見てきます…


「セレナ…お前は何者だ?」

「ただの王女です♡」

「何故、ただの王女が敵の本拠地で勝手にいなくなり、無傷で帰って来れましたの…?」

「敵と遭遇しなかったの~☆」

「で、どこの鍵だって?」

「魔王の部屋!階段のそばに落ちてた!

ラッキー♪」

「…………」

「…………」


ハァー、と二人は深いため息を吐きました。


「セレナすげー!!」

カロンがすごい尊敬した目で見てくる。

「ふふん、そうでしょう?

これからはもっと私を敬うことね!!」

「はーい!」


「おい、そこの子供2人…行くぞ」

「はーい」

「はーい」


…ん?

あれ、おかしいな?私リーダーなはずなんだけどなぁ?


*****************


気がつけば目の前には魔王の部屋です。

みんなを見ると、今までの戦いで

ボロボロでした…


「はぁ…やっぱり敵強いなぁ」

「結構、修羅場潜り抜けてるはず

何だけどね」

「全部はしょられてますから

分かりませんけどね…

では、回復しますから動かないでくださ…あら?」

リリィが訝しげに私を見る。


「セレナさん、何でそんなに

元気なんですか?」

リリィの言うとおり、

私は体力満々、傷なし、服もピカピカです。


「あぁ、私は自分で回復したから。リリィは他2人にかけてあげて」

「は、はいですわ」


ふぅ…

流石に私じゃ4人分の回復は出来ないからね…

全体回復の呪文忘れたし。

(この世界では、呪文を唱えないと魔法が使えないのです(´o`;)


さてさて、魔力回復した方がいいかなぁ?

現在の私の状態はっと…

私は自分のステータスを見る。


***************************************

*名前*

セレナ・クランク・テナーシェ


*出身地* テナーシェ王国

*職業* 王女


*体力* 3000/3000

*魔力* 3000/3500

*攻撃* 2000

*防御* 1800


*属性* 光

*特殊ステータス*

・王者の絶対魔法

・天からの聖書

***************************************


うーん…

まだいいか。500しか減ってないし。


「いや、セレナ。

普通は500も減ったら大騒ぎだよ…」

「そう?」

回復を終えたルカ達が戻ってきた。

「そうですわよ!普通は4桁を超えることはまずないのですわよ?」

「ふーん…まぁいいじゃん!それよりリリィ、

動かないでね。魔力回復するから。

『…この者の魔力を回復させたまえ。テーナ』」

私が呪文を唱えるとリリィの体が光り、しばらくしたら消えた。


「ありがとうございますわ」

「いーえ」

「…普通は魔力を回復させるなんて、賢者様しか出来ないはず何だが…」

「いーのいーの気にすんな!

そのうちハゲるよ」

「そうだな…」


ルカも苦労人ですなぁ…

(まあ、大体は私とカロンのせいなんですが)


さて、では

「行きますか?」

そう言って私はさっき手に入れた鍵で扉を開ける。

ガチャガチャ……カチン

鍵の開く音がした。


ギィィィ…

扉を開け、私たちは中に入った。

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