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窓際の不思議な彼-part52-ライバル?

窓際にいる不思議な彼

彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・

■ライバル?

「うわぁ・・・」

「いや、なんでも・・・」

「ええ・・・どうぞ・・・」

「お久しぶりです・・・」

「お茶ですか?コーヒーですか?」

「はい・・・」

「どうぞ・・・コーヒーです・・・」

「え?いや・・・」

「敬語のままで・・・」

「それで・・・なにか?」

「いや、遠慮します・・・」

「いや、そもそも・・・」

「僕は、探偵じゃないので・・・」

「ええ、前にもお話しましたが・・・」

「ここは探偵事務所じゃないので・・・」

「いや、ここに来るのは依頼人とかではなく・・・」

「お話をしたい方・・・ですので」

「ほえ?ラ、ライバル?」

「・・・はい?」

「なんの?・・・ライバル・・・ですか?」

「はいぃ?えっと・・・」

「僕の話・・・聞いてました?」

「ここは探偵事務所じゃ・・・」

「あのー?・・・」

「何を、考えてるんですか?」

「え?ああ・・・お疲れなんですね・・・」

「お忙しいんですね・・・」

「儲かるんですか?探偵って・・・」

「え?いや、お給料次第じゃないですよ?」

「僕は探偵はやりません」

「ど、どうしました?」

「え?汚い?」

「た、たしかに・・・」

「え?いやいや、良いですから!」

「ちょっ・・・ちょっと!」

「何で・・・掃除してるんですか・・・」

「いや、自分がやりますから・・・」

「え?掃除機?」

「あっ・・・はい」

「何故、男二人で、急に、掃除をしてるんだ・・・」

「ありがとうございました・・・」

「何で、急に、掃除を?」

「え?綺麗な方が良い?」

「はい・・・そりゃあそうですが・・・」

「何故、急に?」

「気になったから?」

「そう、ですか・・・」

「はいぃ?アロマ?音楽?」

「その方が?依頼人が?話しやすく?」

「飲み物も?紅茶や玉露?」

「お饅頭やゼリー?」

「・・・」

「ええと・・・」

「これって・・・アドバイス・・・」

「してくれてます?」

「え?この体たらくな状態では?」

「ライバルに・・・相応しくない?・・・」

「そう、ですか・・・」

「はあ・・・どうも・・・」

「え?ここも?」

「移転?・・・」

「いや、しませんよ」

「狭くても良いんですよ・・・」

「え?日当たり?」

「いや、まあ、良くはないかもですけど・・・」

「今日は一体どうしたんですか?」

「ふむふむ?お忙しくて?助手が欲しい?」

「いやー、すいませんが・・・」

「ここも副業みたいなもんでして・・・」

「それに・・・探偵業は僕の性に合わないです」

「はい。僕は、何かを解決したり」

「行動したりするのは苦手ですから」

「ここに来ていただいた方のお話相手になる」

「それだけです」

「え?」

「それでこそ?」

「ライバル?」

「は、はあ・・・」

「はい?」

「解決した?」

「何が、です?」

「ずっと考えていたこと?」

「え?僕と話して?」

「頭が、整理できた?」

「はあ・・・」

「帰られる?」

「そうですか・・・」

「お疲れ様です・・・」



「に、苦手だ・・・」

「どうにも、波長が合わない・・・」

「噛み合っている感じが全然しないんだよな・・・」

「有名な探偵事務所の跡取りなんだよな・・・」

「実際、優秀らしいけど・・・」

「苦手だ・・・」

「何故か、ライバル視されているが・・・」

「初めて会った時も、急に来たんだよな・・・」

「最初から、あんな感じだったし・・・」

「不思議な人だ・・・」

「案外、あの人が・・・」

「噂の彼・・・」

「だったりして・・・」

連載となります。

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