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窓際の不思議な彼-part10-それぞれの・・・

窓際にいる不思議な彼

彼に悩みを話すと解決するという噂が・・・

「〇〇学校の〇〇クラスの」

「窓際にいる不思議な彼に」

「困っていることを話すと」

「解決するらしいよ」

「解決できた人を知ってる」

「ただのデマだよ」

「誰なの?」

「その学校の生徒らしい」

「その学校の生徒じゃないって聞いた」

「先生らしいよ」

「部外者だって」

「すごいイケメンだって」

「すごい可愛い女の子だよ」

「汚いおじさん・・・」

「優しいおばあちゃん」

「近所の悪ガキ」

「赤ちゃん・・・」

「彼は学校だけにいる訳じゃない」

「パッと見で雰囲気が違うのが分かるって」

「自分から話したくなるんだって」

「彼は実在した」

街の様々な所でそんな噂の話がされている。


■それぞれの・・・

「○○ちゃーん!」

「こっちこっち!」

「今日もカッコ可愛い!」

「ふふ。テンション上がっちゃう!」

「今日はたくさん楽しも!」

「え?妹?」

「やだよー。あの子と一緒なんか・・・」

「マジでうるさいんだよ?」

「人前では猫被ってるんだから!」

「うん。あの子も今日、予定があるらしい」

「さあ、邪魔者もいないし、しゅっぱーつ!」



「ねえねえ、このメンツであそぶの?」

「うーん。イケメンがいないわ・・・」

「しょうがない、わたしがたのしませてあげるわ!」

「わたしについてきなさい!」

「え?あなたはとおいところから?」

「わざわざ?ふーん。よくみると、いがいと・・・」

「え?あんたのしんゆうなの?」

「なによ。おとこどうしでベタベタして・・・」

「あーあ、おねえちゃんについていけばよかった・・・」



「ふう・・・ふう・・・」

「・・・試合、まだすか?・・・」

「はい・・・」

「仕上がってますよ・・・」

「いつでも行けます・・・」

「ええ。あと一勝・・・」

「それがどれだけ大変か・・・」

「分かってます・・・」

「全てを掛けますよ・・・」

「チャンスをもらえただけラッキーですよ・・・」

「噛ませ犬として呼ばれたとしても・・・」

「全力で・・・勝ちに行きます・・・」

「待っている奴がいるんで・・・」

「・・・・・・・・・・・良し!」

「行きます!」



「ねえ、少し休んだら?」

「そう?キリの良いところまで?」

「はいはい。無理しないように」

「もう若くないんだから・・・」

「え?なに?なんですってー!」

「また思い切りビンタしちゃうわよ!」

「もう!」

「ふふ・・・」

「え?だって・・・」

「あの時のあなた、少し宙に浮いてたもの」

「思い出しちゃって・・・ふふっ」

「変わらないわね。そうやって書く癖」

「あなたを慕ってる人達は幻滅しちゃうかも・・・」

「ふふ。いいの。直さなくて・・・」

「知ってるのは私だけだから・・・」

「それで、いいの・・・」



「おや?君は?」

「え?OBの子?」

「ごめん、見覚えが・・・」

「あ、そうなの?」

「ああ、○○先生が顧問の時の?」

「そうなんだ。うん、知ってるよ」

「○○先生はね、今は・・・○○学校だったかな?」

「うんうん。懐かしいね」

「とても優しい先生だったね」

「自分もこの学校に来たのは最近だから」

「○○先生とはちょっとしかいなかったけど」

「あ、そういえば」

「新しい本を寄贈してくれたんだよね?」

「ありがとう。喜んでたよ。主にその二人が」

「伝統?」

「はは。そうそう」

「途中入部なのにすでに次期部長候補だ」

「似合ってるよ。その席が」

「ああ。ゆっくりしていって!」



「いらっしゃい。色んな駄菓子があるわよ」

「ふふ。それ。気になる?」

「特大サイズなの」

「かなり人気よ」

「一人で食べきるには大きすぎるけどね」

「あら?ご家族で?」

「あれ?もしかして、この前テレビに出てました?」

「ええ。何かの授賞式・・・だったかしら?」

「ごめんなさい・・・ちゃんと見てなくて」

「え?この特大サイズを?」

「あら、ありがとう」

「この駄菓子ね、私も好きなんだ」

「ふふ。ありがとう。またどうぞ」

「いらっしゃ・・・」

「ふふっ」

「なに照れてるのよ・・・」

「ほら、おいで」

「立派になった顔を見せなさいな」

「・・・おかえり・・・」

連載となります。

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