紙飛行機と逃飛行
掲載日:2023/08/04
息を潜めた
海の底に落ちてゆく
とおい昔に投げ捨てた
紙飛行機が今さら
手元に欲しくて
つかいものに
ならなくなっても
そこに書かれていた
あの言葉をまた口にしたい
「逃飛行」
あの日に切り捨てることができなかった
もう一度試してみたい逃避行
紙飛行機のように
自由を象徴し
愛をあらわしたい
誰にも
とやかく言われたくなくて
ただただ自分だけの
声を聴きたくて
ひとりっきりになりたい
飛べる距離に
限度があろうと構わない
消えて違うところで
目を覚ましたいだけ




