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ミクリの本質 エピローグ

 メイド長室――。


 入室した使用人が淡々とした様子で口を開きました。


「ご報告します。ミクリが襲撃者を掃滅しました。おそらく単独による襲撃だったと思われますが、念のため警備を強化します」


「そうですか……。では今回の件、露見せぬよう迅速な後始末に務めて下さい」


「かしこまりました」





 ◇ ◇ ◇



 ミクリは無事に屋敷へ帰還しました。


 その姿を捉えたカレンはすぐに駆け寄ると、ミクリにしがみ付いてわんわん泣き出します。


「うわあああん! ミクリー!」


「お嬢様、いい子にしてましたか?」


 カレンは泣きながら首を縦に振ります。


「そっか……」


 ミクリはその小さな女の子の頭を撫でると……。


「あ、そうだ! お嬢様、一つお願いがあるんですけど」


「……なあに?」


「次月、私を養ってもらえませんか?」


 するとカレンは透かさず返します。


「じゃあ、鼻からメロンクリームソーダ飲み干すヤツちゃんと見せてね」

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