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魔の森の大賢者  作者: 神内 焔
第一章  森の生活編
6/33

初めてのお客様 3

 暫く振りの更新です。

 

 −翌日−


 朝食を終えた後はゲイズ達の装備品の修理と交換に、森周辺の国家の位置情報交換を申し出た。


 「そりゃ俺たちにしてみれば、願ってもない好条件だがいいのか?」


 「はい、ここは森でもかなり深い所になる筈ですし、そのまま返して帰りに全滅しました。じゃ寝覚めも悪いですからね。」


 それならばと装備品をチェックしていたが、想像以上に三人の装備はボロボロだった。

 特にゲイズの剣は折れる寸前、カイルの剣は既に折れているし、革鎧も使用に耐えられる限界を超えていた。


 「これはもう新調した方が良いですね。幸い東の集落に売りつけようとして失敗したのが大量にあるので、それを手直しして合せましょう。」


 そして出来上がったのが、


 ゲイズ

 ブルーリザードの革鎧一式

 ブルーリザードの盾

 アラウネのインナーウェア

 ミスリルのブロードソード

 ウエストポーチ


 カイル

 ブルーリザードのジャケットアーマー

 ブルーリザードの脛当てとグローブ

 アラウネのインナーウェア

 ミスリルのショートソード

 ウエストポーチ


 サリシャ

 ブルーリザードのローブ

 ブルーリザードの胸当て

 アラウネのインナードレス

 エルダートレントの杖

 ウエストポーチ


 付属で背嚢を一つ食料品や水、テントなどが入っている物を進呈した。


 「おいおいおいおい!いくら何でもトレードが釣り合わねぇだろ!受け取れねぇよ。」


 ゲイズが言うのも分からなく無い、他の二人も声も出せずに首をカクカク縦に降っている。

 しかし、ミスリルは何となくは理解出来るが、他の装備の適正価格等全く判らない以上値の付けようもない。


 「いや、貰って下さい。最低限この森を抜けるならそれ位の装備は必要な筈ですので。

 あと、ウエストポーチは馬車一個分の容量が付与されてますので、後でポーションなど入れて下さいね。

 背嚢には馬車10台分の容量を付与されているので、食料品やテントが入ってます。」


 最早開いた口が塞がらないという様相で反論すら出来ないようだ。


 「あ〜坊主が色々と規格外なのが漸く理解出来たような気がする。」

 額に手を当ててゲイズさんがぼやく。


 「しかし、本当に良いのかい?これだけの装備は王都で捨て値同然で売っても貴族の豪邸がニ〜三軒は建つよ?」

 「この背嚢だけで国宝級……。」


 ゲイズ、カイル、サリシャからも呆れた様な感想しか出てこなかった。


 「そうは言っても僕にとっては唯の不良在庫ですからね。売れなくて持て余していた物ですから遠慮なく貰って下さい。」


 補足として付け加えるなら、ブルーリザードの革は耐熱性が抜群で燃え難く丈夫。ミスリル製の武器は出回っている物でも合金製ばかりで純ミスリル製はまず出回らないそうだ。

 アラウネの衣服は最高級シルクなど目じゃない位に高級品。

 背嚢は国宝級で、ポーチだけでも商人なら涎唾物の一品らしい。此等を王宮に献上して装備も売払えば爵位も貰えて一生遊んで暮らせる財貨になるそうだ。

 大袈裟だとは思うけど、それ也の金額になる事だけは解った。

 

 話が纏まった?所でカイルさんに紙とペンを渡して地図の作成に取り掛かって貰う。流石に時間が掛かる作業だそうで、手伝いのサリシャさんを残して僕とゲイズさんは外に出て時間を潰して欲しいと頼まれた。


 「坊主、東の方に集落でもあるのか?それとも山火事か?ちっと煙の量が多い気がするんだけとよ。」


 言われて東の空に視線を向けると山火事と思っても不思議じゃない程の煙が立ち昇っていた。


 「ゲイズさん、すいません少しばかり出てきます!」


 返事を待つ時間も惜しいとばかりに僕はストレージから杖を出して空へと舞い上がった。

 

 話を作るのは本当に難しいですね〜。

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