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攻略対象達が現れました。

あれから兄達は家に元の様に住むこととなった。父も母もそれを許可した。だって、家族だもんな。


でも、一番の理由は俺らしい。可愛がりたいからだそう。俺はあんたらの癒やしかっていうの。


そんなある日、俺は父に呼ばれた。「どうしたの?」「偉い人たちがこの家に来ることになったから


アンディもご子息達と仲良くするんだよ」嫌な予感がする。どうか俺の頭に浮かんだ奴らではないように。


それは叶わなかったけど…。







遂にこの日がやってきてしまった。椅子に座って待ってると、四人の少年達が部屋に入ってきた。


一番会いたくない奴らだった。だって、こいつらは…攻略対象だからだ。


四人は椅子に座った。一人目の金髪野郎はミラン・サーデルト。この国の第一王子だ。小さい頃は


少しは可愛いんだけどな。ヒロインと出会い、分かったことは以外に独占欲が強いこと。嫉妬深いって


ことだ。一番関わりたくない。二人目はジャック・エヴァンズ。黒髪蒼眼の騎士団長の息子だ。


愛に飢えてるからヤンデレになる。危ないから知り合いになりたくないんですけどね!


三人目はレイン・サンチェス。青髪の男爵の息子。とある事情で魔法を使いたくないらしい。


四人目はオスカー・ラミレス。緑髪で宰相の息子だ。人より賢いから大人達から上辺だけ、褒められて


誰にも心を開かなくなった。まあ、こいつらは危ないってことだ。




「おい、エインズワース。」突然、ミランに声をかけられた。って言うか…「俺にはちゃんとアンディってい


う名前があるんだけど!」それから我に返って、ヤバイと感じた。ここで俺、破滅するかもしれない。


兄達にも迷惑かけるかもしれない。そんな時、笑い声がして見てみるとミランが声を出して笑っていた。


「へ?」「面白い奴だな!何も言わないと思っていたが」何も言わないわけないだろうが。思わず突っ込み


たくなるのを必死に抑える。「俺達と友達に「結構です」ミランの言葉を遮り、拒否した。いろいろと


巻き込まれてたくないし、破滅の道を辿りたくないじゃん?すると、ジャックは俺の肩を組んできた。


「お前、面白いな。俺なんてミランの言葉に逆らえなかったのにな。」「王子ですからね」王子の言葉に


逆らうなんて俺くらいだろう。「でも、俺もお前と友達になりたいと思ってる。な、良いだろ?」


こいつもか。何気に圧をかけてくるし…仕方ないか。破滅したくないし。「分かりました」


これから俺がこいつらを変えるなんてまだ知りはしなかった。





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