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spoon〜野良猫の隠れ家〜  作者: 野良猫@翔
第1章:野良猫の隠れ家オープン!
9/10

うちのカフェに何か用?

いつも通り目が覚めて、コーヒーを入れながら今日一日の流れを考えていた時…




「そいえば…エプロンそろそろ変えないとダメか…

ずいぶん長く使ってたもんなぁこいつ…」





このエプロンは修行時代からずっと使っていた物で言わば相棒のような物だった

汚れれば洗って綺麗にして、薮ければ縫って…


でも、そろそろ休ませてやらねぇとな…

今日は家休んでてくれや





いつも持っていくエプロンを椅子にかけ、職場へ向かう



ドアを開ければいつも見る景色。


いつも挨拶をしてくれる近所の人達や子供達



最近になって人間と生活や商売などをするようなった異人種達



色んな風景や景色を眺めながら気づけばカフェに到着していた



「ボーッと歩いてると着くのもはぇなぁ…。まぁいいや、開店の準備でもするか…あ?ん?誰だあれ?」



開店前なのに店内を覗いてる荷物を背負った男がいた

ん?あれはぁ…絵描きか?



「あのぉ…まだ開店前ですが…どうしました?」




とりあえず声をかけてみたら、ビクッとしたと思ったらキョロキョロし始めた


いや、後ろだから横じゃねぇから


だから後ろだって、アホかこいつ




あ、気づいた



「あ…えっと…あの…ここのカフェで…絵を描かせて貰えません…か?」



唐突だな。

描きたきゃ描けって感じだが、まぁ話を聞いてみるかな…







「と、言うと?

テラス席でなら描いてても問題ないし、自由ですけど?あ、ここのオーナーをしてる野良猫翔と言います。あなたは?」








「桃茶って言います。実は放浪の旅をしながら絵描きをしてまして…。

そしたらカフェがあったので気になって中を覗いていました、すいません」







ほぉ?放浪の旅?

そんでこの街外れに来たのか

なるほどな、ここらで見かけないのも納得だわ









「…あの、すごくいきなりで身勝手なお願いなんですけど…」








お願い?なんぞや







「身勝手なのは勘弁だなぁ

んで?お願いとは?」








「このカフェの一角をお借りして絵を描かせて貰えませんか?もちろん、間借りする形なのでお金は払います。」








おっと?予想のはるか斜め上を行ったお願いだなぁ

カフェの一角で絵を…なぁ?

ふむ…








「ふむふむ、立ち話もなんだからコーヒーでも飲みながらその話でもしましょっか?

旅をしてたんなら疲れてると思うし、どう?」







あ、なんかめっちゃ笑顔になった



まだ許可はしてないよ?



え、めっちゃ手を握ってくるやん




あ、ちょ、そ、そんなブンブンしなi…う、腕が…



と、取れ…と、取れる…




か、身体が少し浮いてるって!



「えぇい!やめろ!わかったから!てかまだ許可出してないから!

めっちゃ笑顔で手をブンブンすな!まったく…」




まぁーた変なのが増えたか…





でもまぁ面白そうだ






それから店内でコーヒーを飲みながら今までの旅のことや絵のこと。




そろそろ旅をやめて腰を据えいと思ってることや歳も近くて、料理も出来る




店が忙しくなった時に手伝いをしてもらうことを条件に間切りするのを許可した







あ、もちろんお金は取らないし、むしろ手伝ってもらった時は賄いとお給料も出すつもりだ




とりあえず泊まるところもなさそうだから事務所の休憩室の一室で寝泊まりしてもらうことにした







あ、うちのカフェ意外と色んなもんあるんだよ?

休憩室と称してある程度生活できるし

風呂はないけどシャワーもある








すげぇだろ?なぁ?すげぇっしょ?






え?無駄?今無駄って言った?







ふざけんなよ!カフェ兼宿にしようとしたの!

でもお金が無くて出来なかったの!






悪かったな!







ま、まぁこんな感じで野良猫カフェにまた新たな仲間「桃茶」が加わった







そして、今日もまた野良猫カフェが開店










皆様の御来店を従業員共々お待ちしております…













ってかさ、ハルヒとみぃやん遅くね?

1話終わったやん






早く出勤してk…「翔にぃ!!料理人とホール連れてきたで!な!な!褒めてや!ちゃんと連れてきたで!!」








こいつはあとでしばく

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