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spoon〜野良猫の隠れ家〜  作者: 野良猫@翔
第1章:野良猫の隠れ家オープン!
8/10

寄り道

寝静まった街


風が揺らす木々の声



辺りは電気も消え、すっかり夢の中



店を出た後、とあるBARに来ていた




カランカラン…




「おっす、久しぶり。野良猫が来たぜ

いつものくれ」





「あ、翔くん!久しぶり!元気にしとったん?

最近来ないから何してるのかなぁって思ってたんよ」








とても人当たりがよくて、前のカフェには足繁く通ってくれていたこのBARのママをしてる、りーに。




そいえばりーにに独立したこと言ってなかったっけ









「あーごめんごめん。俺あのカフェやめて独立したんだ。」

町はずれにオープンしたんだ」







あ、めっちゃ驚いてる




あ、なんか怒ってる




あ、一升瓶ラッパ飲みしてる






やばいかも








「…ぶはぁ…ねぇ聞いてないんだけど。

どういう事?ねぇ?

カフェ行ってもいないし、聞いても教えてもらえないしで。

詳しく聞かせて頂戴!」




はい、激おこモードですよと

めんどくせぇ…






まぁその後かれこれ1時間くらい尋問されましたよ

あれこれ聞いてきやがって…










「…もぅいいだろ、勘弁してくれ。

とりあえずいつものくれや。

今日は別件できたんだ。」







そう、今日は別件でこのBARに来た







「むぅ…まだ聞きたいことは山ほどあるんやけど…。

いつものね、ちょっと待ってて」





ふぅ…やっと一息つける…





なんで毎度毎度一升瓶ラッパ飲みして、尋問紛いな事されなきゃなんねぇんだよ…

明日みーやんでもいばいてスッキリしよ





「はい、お待たせ。コーヒーね。

砂糖もミルクも一切入ってないよ。」






ここはBARではあるが、りーにが入れたコーヒーは別格なくらい美味い






「…ん、美味いな」







まぁここまで来たら察した奴もいるだろう






「で?別件出来たらしいけどどうしたの?

なんかあった?」







そういう事だ





「りーに、確か近々店を畳むんだろ?

なら、俺の店で働かねぇか?

うちの店でコーヒー入れてくれ」






俺の目的はりーににうちの店で働かないかっていう依頼をかけに来た

簡単な話、ヘッドハンティングみたいなもんだな






「翔くんのお店で?んー…一応、他の所からも声掛けて貰ってるからなぁ…」






まぁだろうな。引く手数多だろうよ








「無理にとは言わん。とりあえず次来る時に答え聞かせてくれ。

3日もあれば十分だろ?

また来る、邪魔したな」







さて、あとはみーやんとハルヒが声をかけるって言ってた奴らがどんな奴かだな


また忙しくなりそうだ。







野良猫らしくのんびりゆっくりまったり適当に程々にやりたいもんだわ…

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