表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/39

そのごっ! 会合、祓魔師の少女

ついに動きます、祓魔師(?)の少女。彼女の正体とは一体?本当に祓魔師なのか?それとも・・・?


それは本編で。


ちなみに前回の答えも、後書きでちょろっと載せます。

「・・・部活・・・終わった・・・!し、死ぬかと・・・思った・・・」



今日も今日とて写真撮影のために走り回らされた・・・そんな部活。それが終わってへとへとになって生徒玄関に行って、ある事を思い出した。思い出したくないことを、だ。



「お袋に買い物頼まれてた・・・」



軽く落ち込んで諦めて外に出たら・・・



「榊君、部活終わったんだ。・・・あれ?どうしたの、落ち込んで?」



・・・まるで待ってたように代永がいた。・・・というか出たとき偶然代永に鉢合わせした、といった方が正しいかも。



「・・・代永、お前って俺のことつけてねーか?ホント偶然っていう言葉が似合わないくらいに会うんだけど・・・・」

「気のせいだよ?私も最近よく会うなーって思うけど」



・・・本当にそうなのだろうか?行くとこ行くとこなんかいる気がするからはっきり言うと疑心暗鬼な状態・・・



「・・・一緒に帰るっていうんなら無理だぞ?買い物行くからよ・・・」

「私もお買い物あったから、一緒に行っていい?」

「・・・好きにしてくれ」



近くのスーパーまで代永と二人で行くことになった。・・・はっきり言う、俺にとっては地獄だ。異性苦手なのによ・・・





















☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★



「さ、榊君のとこって結構晩御飯に材料使うんだね・・・」

「・・・週間買いこみだよ、毎日俺が行けって話でさ・・・」



両手に袋を持って歩く俺と、その隣で片手に袋持って歩く代永。実際知らなかったのだが、代永と俺の家は結構近い所にあるらしい。知らなかった訳は、俺は朝一樹んとこ立ち寄ってから別の道通っていくため、だった。帰りも絶対に別々だし。



「お、重く・・・ない?」

「全く重くないって。というかさ、代永が買ったのってトマトジュースと・・・ポテチかよ」

「だって・・・コンソメ味好きだもん・・・」



他愛のない話をしながら堤防沿いを歩いていた時だった。



「・・・見つけたのです、代永咲夜華・・・」



不意に声が聞こえたのは。



「・・・誰?」

「えっと・・・確か同じクラスのリーアフォルテさん・・・だったっけ?」



俺達の後ろに立っていたのは、代永が言うに同じクラスのナタリア・リーアフォルテ・・・らしい。



「・・・なぁ、代永・・・」

「え、なに?」



こそっと耳打ちを始める俺と代永。



「・・・アイツって・・・いたっけ?」

「・・・いたよ?・・・多分・・・」

「さっきから何をだべってやがるのです?」



・・・よくよく考えるとさ、口悪いよな、アイツ・・・



「御託や理由はないのですが・・・代永咲夜華、お前を滅してやるのです!」



・・・滅する!?・・・もしかして・・・



「リーアフォルテ、お前まさか・・・シスターとかそういうのか!?」

「シスターとかじゃないのです。私は祓魔師なのです」



祓魔師?あれ?



「・・・外国人で祓魔師って・・・なくね?」

「・・・えっと、榊君?外国にも祓魔師さんいるよ?」

「マジで?」



リーアフォルテを放置したまま漫才が進む。俺がメインで。



「ごちゃごちゃうるさいのですっ!さっさと私に狩られるがいいのですっ!!」

「え、ええっ!?ってきゃああっ!!」



突然飛んできた十字架を模したナイフをしゃがんで回避(咄嗟レベルで)した代永。



「・・・代永!!「お前は動かないでほしいのです!」・・・なっ・・・!?」



代永の元へ(苦手っつっても心配だから)行こうとしたら、リーアフォルテに制止された。



「面倒なのです・・・!相手は吸血鬼、私も本気を出させてもらうのです!!」



そう言って蹲ったリーアフォルテの背中から、突然バリっという音とともに黒い羽根が生えた・・・っておいぃっ!?



「ちょ、羽根!?つか翼!?お前一体何なんだよ!!」

「私は・・・祓魔師であって夢魔なのです!!祓魔の力を持った夢魔、それが私なのです!」

「・・・なんちう矛盾した存在だよお前は・・・」



呆れながらに突っ込んだ俺。リーアフォルテはそんなことはお構いなし、と言わんばかりに翼を広げて・・・



「さっさと・・・死ぬがいいのですっ!!」

「え、あ、ちょ、いやあああっ!!」



リーアフォルテが代永に再び突っ込んだ。今度は爪を伸ばしている。明らかに殺す気だ。



「させるかああああああああああああっ!!」



動くな、とは言われたが、そんなことは聞いていられるわけがない!なんでつったってよ・・・















チッ!!



「さ、榊・・・君・・・?」

「・・・動くな、と言ったはずなのですよ?それなのに・・・なぜ・・・なぜそいつを助けるのです!?」



俺は代永を横から突き飛ばした。その時軽く肩を切ったようだが、そんなことは気にしていられない。



「なぜって・・・?そんなの簡単だよ・・・!」



起きあがりながらリーアフォルテに向かって言う。


































「ダチを・・・初めてできた女子の友達を!むざむざ殺させるわけにはいかねぇんだよ!!」

「そのさんっ!」から出てた少女の正体は、祓魔の力を持った夢魔でした。ワーお、なんという矛盾した存在・・・


次回は・・・このバトルの決着が。そして敏豪のフラグスキルが発動します!


・・・ところで、吸血鬼って悪魔ととっていいのでしょうかね・・・?





そして答え。


敏豪の名前の元ネタは・・・『ガキの使いやあらへんで!』の総合演出のヘイポーの本名を使わせてもらいました。詳しくは某w先生に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ