そのいちっ! 助けた女の子は・・・
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは一切関係がありません。
初一次です。見苦しいところもあると思いますが、そこはご了承ください。
後、今までとは書き方を変えております。私の「二次」を見ていた人にとっては『代筆?』と思われるかもしれませんが、ちゃんと自分で書いてます。
・・・一体何がどうしたらこんなことになるんだ・・・?
目の前には学校一の美少女って言われる代永がいる。・・・苦手な異性が。
・・・何で俺がこんなことしてんだ・・・?
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
~ 朝 ~
「でさ、沢木のやつボール踏んで一回転したんだぜ?」
「バカじゃね?ってことはよ、着地まできっちりこなしたのか?」
「当然!満場一致で10点あげたからな」
「10点10点10点10点・・・ってか?そりゃ俺も見たかったぜ・・・」
朝、歩いて登校する二人の男子。片方は俺、榊敏豪。隣にいるのは俺の・・・悪友?の桐生一樹。
昨日、一樹の所属しているサッカー部で起きた面白出来事について話していたわけで。
「そっちはどうだ?ちったあ楽しめる部活だったか?」
「全然。パソコンを使うと言うよりどっか走り回るのがメイン、って感じ。運動部かよって」
「なんでコンピ部が走り回るんだよ・・・」
「部活の写真撮影だってよ。学校のHPの部活動紹介に使うんだってさ。まったく、いい迷惑だよ・・・」
で、ちょっと歩いて行ったら・・・
「・・・お」
「どうした?」
「あれ見ろよ。うわ、間近で見たの初めて見た」
顎で示された方を見たら・・・女子?
「なんだよ、いつもの癖か・・・」
「癖ってなんだよ癖って!つかあの子代永じゃん!学校一の美人って言われてる代永咲夜華じゃん!やべ、マジ可愛い・・・」
「・・・ったく、どうせ鼻の下伸ばしてたりするんだろ?お前の変態癖って何とかなんないものなのかねぇ?」
「・・・たくよぉ、お前は・・・ってそう言えばお前女嫌いだったんだっけ」
「そうだよ、悪いか?」
「・・・悪ぃ、すっかり忘れてた。ホント悪ぃ」
・・・俺は過去・・・小5の頃に女子に思いっきし弄られてから女子嫌いになった。今もまだ女子に近づきたくもない。それくらい毛嫌いしている。
「ま、お前が明らかに好意を寄せているってのはよーく分かってるからよ、安心しな。からかいくらいはしてやっから」
「最低だな、おい。でもそれがお前のいいところなんだよな」
お互いに色々と皮肉り合いながら教室に向かった。
― そ し て 放 課 後 ―
「くっそ、野球部どこで活動してんだよ!!」
俺は部活動で校舎の外を走り回っていた。野球部が見当たらない!!何処だっけ!?
「あっちはまだ見てなかったはず・・・ん?」
ふっと道を見たら、代永が一人歩いているのを見た。・・・親衛隊は・・・いないみたいだな、珍しい。
「・・・何してんだ、アイツ?」
見ていると代永はふらふらとしている。・・・なんか気を抜いたらぶっ倒れそうな・・・
「って倒れかけてる!?」
慌てて俺は駆け・・・寄ろうとしたが体が動かない。
「・・・くそっ・・・こんな時に異性恐怖が・・・!でも・・・止まってられっか・・・!」
相手が異性だって関係あるか・・・!
何も考えることなく、俺は代永の元へ走り始めた。
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
― そ し て 今 ―
「よ、代永!おい、大丈夫か!?」
「ぁ・・・ぅ・・・」
・・・よかった、まだ意識はあるみたいだ・・・
「・・・一体・・・どうした・・・?」
「・・・が・・・・・・い・・・」
「・・・?」
な、なんだ・・・?何て言ったんだ・・・?
「・・・血が・・・ほしいよぉ・・・」
次回は秘密が明らかに。
更新は不定期ですので、更新催促はしないでください。
後、荒らしは絶対厳禁です。即時消しますので。