エピソード3 ~!!迷った!!~
「そういえばその格好はなんだ?飼育員みたいだな」
ミレイのつぶやきで私はハッとした。
シロクマのエサやり、忘れてた!
どこに居るかな?
「これは・・・いや私が迷った理由がこれなの」
私は迷った事情を話した。
「そうだったのか・・・」
ミレイはぶつぶつと何かを言っている。
「それでどうするんだ?」
私にとっては意外な答えだった・・・。
私はもっとこう・・・手伝うよとかそんな感じだと思ってたから・・・
私は少しガッカリした。
私って変だね・・・え!?もともと変だって!?
む・・・失敬な!
「そいつはどこらへんに住み着いているんだ?」
知りませんと答えて良いのか分からず、しばらく黙っていた。
ミレイは私の方をジロジロと見て、まだか?というような
目をしていた。
「しゃ・・・社長の飼っているシロクマは・・・」
・・・しばらくの沈黙が続き、私はまだ悩んでいた。
「なんだ。分からないなら早く言え。」
ミレイは私の考えをズバッと当てた。
ミレイはスタスタと歩き始め、こっちを向いた。
「何だ?シロクマ探しに行かないのか?」
こいこいと手を振り、ニカッと笑ったミレイに私はついて行った。
・・・何時間探し、歩いただろうか?そして、ここはどこなのだろうか?
ミレイと美菜の顔は不安でいっぱいだった。
つまり・・・
「ミレイ?本気でこっちで当ってるの?」
「ああ当っているとも」
ミレイは少し怒っているように言った。
私の経験上・・・・
「迷ったよね?」
コクリと少し頷いたミレイは辺りを見回した。
「これはさすがにヤバいな・・・」
そこは洞窟などない、穴も何にもないまっさらな氷の上だった。
道具を持ってくれば良かった・・・
とミレイは呟いたが、ツッコむポイントは、まず道具はあるんかい!!
という所です。
ではまた来週~!
・・・あっ今私違う世界に行ってた?
「グルル・・・」
異変に気づいたのは遅かった。
そこには猛獣が居た。
デカい巨体。するどいツメ、何もかもが恐ろしかった。
気づくとミレイがいない!!
・・・どうしよ~
エピソード4へ
続く