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女子高生、ただチルく飯を食う。  作者: 片桐 りのん


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9/11

ポップな夜とコーンスープ

「おじゃましまーす!」

 金曜日の夕方、ルナはとあるマンションの一室に来ていた。

 もちろん、自分の家じゃない。

“ようこそ〜”

 モモだった。

「モモって、やっぱ一人暮らしだったんだなー」

“うん、そうだよぉ〜”

 モモは笑いながら、部屋に案内する。


「おっふぁ!めちゃカワイイ部屋じゃん!」

“ふふっ、そうでしょ〜”

――小物は淡いピンク、家具や壁紙は白に統一された部屋となっており、清潔感を感じさせながら乙女らしさを表現している内装となっていた。(by 歌原ルナ談)

 膝から崩れ落ちるルナ。

「私の部屋、モモには見せれないわ…」

 しかし、モモはそんな事はお構いなく、

“荷物はベッドに置いといていいよぉ〜”

 と笑っていたのだった。


 そもそも、なんでこうなったのかと言うと。

[回想開始]

「今日、まさかミコトが休みだなんてなぁ」

“じゃあ前言ってた映画は今度だねぇ”

「えー、この映画みたい欲はどこへ発散すれば…」

“フフッ、なにそれぇ〜”

“じゃあ、モモの家来る〜?”

「え、なんで?」

“モモ、サブスクで映画観れるんだよぉ”

「マジで!?行く行く!」

“これ住所だから、ここに来てね〜”

[回想終了]

 となったからである。


 まぁ、そんな感じで。

 ルナとモモは映画鑑賞をするためにお泊り会を実施したと。

 荷物をモモの部屋に置いたルナは、

「あたし、ポップコーン買いに行くわ」

“モモはいらないかな〜”

 意外な反応だった。

「じゃあ行ってくる!」

 彼女はタッタッと走っていった。


 15分後――

「ただいまぁ」

 ルナがモモの家に戻ってくると、馴染みのある香りがした。

“おかえり〜”

 リビングの扉を開けると、キッチンでエプロン姿のモモが鍋をかき混ぜていた。

 甘いとうもろこしの香り…

「…コーンスープ?」

“おっ、よく分かったねぇ〜”

 正直、不思議だった。

「珍しいね、コーンスープ」

 するとモモは笑顔で、

“意外とねぇ、映画を観る時はコーンスープが合うんだよ〜”

「ほんとかよ!?」


 コーンスープが出来上がる頃、2人は風呂から上がっていた。

「さて、何を観る?」

“モモ、観たいやつあるんだよねぇ〜”

 するとモモは、リモコンで検索を始めると、

“[プラダを着た悪魔]か[天使にラブソングを・・・]、どっちがいい?”

「うーん…」

「じゃあ、[プラダを着た悪魔]で」

 そう言うとモモはカップを手渡す。

“はい、ルナっち!”

「ありがと!」

“おかわりはいっぱいあるからね〜”

 そうして、彼女たちの映画鑑賞が始まった。


 映画中、ポップコーンを口にするが、食べ過ぎてしまうとやはり飽きてくる。

 コーンスープを飲む。

 ほのかなコーンの甘み、やさしい口当たり、そして程良い温かさ。

――映画に完全に合う!

 ルナとモモは集中して映画を観た。


 2時間後、興奮を抑えられなかった2人。

「あぁ、ほんとあっという間だったね!」

“ほんとだね〜”

“ほら、コーンスープももう無いよ”

「たしかに、映画とコーンスープは合うわ!」

“でしょ〜!”

 瞬間、2人の時が止まる。

「…どうする?」

“明日、休みだし〜”

「“夜はこれからでしょ〜!”」


 2人の夜はこれからのようです!

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