なろう主人公は所詮……。ラノベ界隈の”敗北者”じゃけぇ……!
激化するなろうの書籍化、アニメ化。なんとしてもなろうをこき下ろしたい”なんj”はついにしびれを切らし、なろうヒロイン達をなんj本部へと拉致し、処刑(意味深)を行おうとする。
救出のためやってきたなろう主人公達はなんjとの激闘を制し間一髪ヒロイン達を助け出す。
しかしその途中、作者がTwitterでヘイト発言をしたというデマを流されたとある作品の信者に、なろう主人公の”ハジメ”は急所を刺され瀕死の状態へ陥る。だがその信者もろとも不意をつき殺そうとしたなんjの攻撃から信者をかばい命を落とす。
彼の全員生き延びろという最後の言葉を胸に開放したヒロイン達と共に逃げるなろう主人公。しかしそこになんj大将「赤犬」が迫る。
「ヒロイン達を解放して即退散とは…。とんだ腰抜けの集まりじゃのう。なろう主人公。」
「「「なぁにッ!!!」」」
「見え見えの挑発に乗るんじゃねぇ!!立ち止まったら!それでこそ奴の思う壺だァ!」
先頭を走るルーデウスは全員に叫ぶ
後ろからはなんj大将「赤犬」の容赦ない叱責が
「まぁぁ作者が作者……。それも仕方ねェか………。」
『なろう主人公は所詮……。ラノベ界隈の”敗北者”じゃけぇ……!』
その言葉を
「ん゛ん゛!?」
「ユエ!!」
ハァ...ハァ...と荒い息を吐き立ち止まるユエ。
「敗北者…?」
「・・・?」
赤犬はまさか挑発に乗ってくるとは思わず首を傾げた
『取り消せよ……!今の言葉……!』
「おい!よせ!ユエ!!立ち止まるなァ!」
ほかの仲間は叫ぶ
「勝手に言わせとけばいいのよ!」
シアや他のハーレムメンバーもユエの腕をとり引き留める。
「アイツ……!旦那をバカにしやがった…!」
それをユエは強引に振り払い赤犬へと詰め寄る。
「ユエェッ!!!」
「取り消せだと…?断じて取り消すつもりはない。そりゃそうじゃろうが、お前達の元祖でもある魔術師オーフェンやリナ・インバースは書店を制し、大ライトノベル時代という新たな時代の扉を開いた。なんjである儂が言うのもなんじゃが、まさしく”名作ラノベ”の名に恥じぬ本じゃった。…………それに比べてなろうはどうじゃ?はたしてその名作と張り合う気があったのかどうか…? 大方…安全な場所で大所帯を持ち…お山の大将で満足してたんじゃありゃせんのか?」
「・・・・・・・・・やめろ・・・・・・!!」
もはや止めることはできない赤犬の独演会。
辛辣な言葉は更に続きます。
「・・・・・・異世界最強の座に君臨するも "メジャー"にはなれず・・・何も得ず・・・・・・!! 終いにゃあ 口車に乗った信者と言う名のバカに刺され・・・!!それらを守る為に死ぬ!!!.......実に空虚な人生じゃあ ありゃあせんか?」
「のるな ユエ!!! 戻れ!!!」
仲間たちが必死に静止しようとしますが、ユエも引き下がるわけにはいきません。
赤犬に対して臨戦態勢に入ります。
「ハジメは私達に生き場所をくれたんだ!!!お前にハジメの偉大さの何がわかる!!!」
それに対し赤犬は…
「主人公は正しくなけりゃあ生きる価値なし!!!お前らなろう主人公に生き場所はいらん!!!」
「やめろォォォォォォォォッ!!」
我慢の限界を超えたユエは巨大な魔方陣を展開する。
「"なろう小説"は敗北者として終わる!!! ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが!!!」
「"なろう"はこの時代を作った大ラノベだ!!!私を救ってくれた人達をバカにするなァァァァァァァ!!!」
なんjのレスとユエの強大な魔法が激突する。
その爆発に巻き込まれたヒナプロジェクトは崩壊しなろうはサービス停止した。