織田家・人物紹介
織田信長 幼名吉法師 通称・三郎
天文16年。数え年で14才
尾張国・那古野城城主
武芸や学門には熱心だが、合理的で先進的な思考故に周りとは合わずに自由に振る舞い、大うつけと呼ばれていた。
しかし津島衆や熱田衆などの商人の評価は悪くなく、高かった模様。
尾張のワルガキの大将的な存在。
久遠一馬を家臣にした人
平手政秀 通称・五郎左衛門
天文16年。数え年で55才。
尾張国・志賀城城主
信長の次席家老。のちに主席家老に昇進。
信長の守役であり那古野城の財務を一手に仕切る。
信長を理解できずに長年苦労して来たが、本作では一馬の士官を機会に根本的な意思を確認出来た。
財務・外交が得意の文官タイプ。文化人としても有名。
久遠家と織田弾正忠家家中の繋ぎ役となり、土地勘や人脈のない久遠家の計画を影から支えている、一番の功労者兼苦労人。
織田信秀 通称・弾正忠
天文16年。数え年で36才
尾張国・古渡城城主 織田弾正忠家当主
尾張の虎・器用の仁などの異名を持つ、尾張の実質的な大名
正式には尾張国下四郡守護代配下の三奉行の一人。
父から受け継いだ織田弾正忠家を発展させ、事実上の大名にのしあがった。
戦に強く経済的な価値に気付いている文武に長けている。
信長の視点の違いや才に、早くから気付くと共に自由にさせていた。
近年は己の限界に気付き始めていて、一馬と久遠家の価値にすぐに気付いている。
史実では広げ過ぎた領土と尾張国内の微妙な立場と関係のせいで陰りが見える頃だったが、一馬を召し抱えて以降は戦略をあっさり変更した為に、全盛期のまま維持し更に力を伸ばしている。
織田信光 通称・孫三郎
天文16年。数え年で31才
尾張国・守山城城主
信秀の弟で信長の叔父。
武勇に優れた人物。あまり細かい事を気にしないのか、信長との関係も良好。
大橋重長
天文16年。数えで三十代
尾張国・津島十五党筆頭。
一馬が津島に来た時に最初に応対して、見事な対応から商売を始めた。
信長とは商いや交易に興味を持った信長の相手を何度もした過去があるらしく、そのセンスや頭の良さを知っていた。
一馬が信長に仕官すると真っ先に協力を約束するほど、先見の明がある。
久遠家絡みの交易品を他国に売る場合は、重長が主に調整し取り仕切ることで他国に販売されている。
佐治為景
初登場は天文16年。数えで二十代。
尾張国大野城城主
伊勢湾の海上交通に大きな影響がある佐治水軍を率いる武将。
同じ知多半島の水野家が織田家に臣従する際に自身も臣従した。
伊勢湾の交易と海上輸送を重視する久遠家の思惑により、援助と受けて強化を進めている。
森 可成 通称・三左衛門
初登場は天文17年。数えで25。
史実より早く父親の森可行と共に織田家に臣従して、可成は信長の直臣となる。
槍の腕前は当然ながら久遠家の影響で地味に影響が出始めてる人。
柴田勝家 通称・権六
初登場は天文16年。 数えで26。
尾張国・下社城城主
史実の織田四天王の一人。本作では奥さんが居て病気であった。
第二十六話にてケティの治療を受け始める。
以後久遠家に好意的な立場で、流行り病の際にはパメラが三河に行く際の護衛を任されている。
奥さんの名前はふみ。病名は結核。
松平竹千代
初登場は天文17年。数えで7才
ご存じ史実の徳川家康。
今川に人質に送られるところを織田に売られて尾張に居たが、史実と違い三河が安定してしまい今川に行く可能性がほぼなくなっている。
久遠家の人質の扱いを見た信長により待遇が改善され、第百三十一話にて母と再会して共に那古野で暮らしている。