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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約9年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

どうも、脇役連合代表です。

作者:空戸 凪
::


 あいつがこちらに向かって手を振ったので、僕も手を上げて、それに答えてやった。


 手を振りはしなかったけれど、それでもあいつは嬉しそうにこちらへ駆け寄る。
 多分、別にどっちでも良かったんだと思う_____僕が手を振ったって振らなくたって。

 そんなことは彼には関係なかったらしい。


 あぁそうですか。


 あいつは僕のそばに駆け寄り、にぱっと顔の筋肉を全部使うような笑みで僕に語り掛ける。

「良かった、お前いっつも歩くの早いんだもんな…追いつくのにも時間かかっちゃうわ」

 あー疲れた、なんて言いながら僕の肩に手を回し、さりげなく僕との歩調を合わせようとしているあいつに。
 僕は変わりなく、ただの脇役のようにあいつを安心させるためだけに答えた。

「早くなんてないよ、大丈夫さ。お前の方が、早いだろ?」

 _______追いつくのも、抜かすのも。
学問:技術証明
2016/06/24 00:00
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