1 初任務
昔作ろうとしたTRPGのシステムの世界観を小説にしました。
物語を初めて書いたので温かい目で見てくだされば幸いです。
夢を壊す方法を知ってる?
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「一つ目、夢の中心に必ずいる夢の主を目覚めさせること。」
僕はビル街の中人の流れに逆らう班長に引かれながら進む。
「二つ目、その人物を深い眠りに追いやり、現実に干渉している夢空間を収縮させること。」
副班長がガードパイプの上を歩きながら僕達に説明している。
「三つ目、僕らが夢のなかに入り、内側から夢を破壊する。」
「そう!記憶力あるね〜 他にも方法はあるけど、あとはこれら3つの派生だから」
逃げる人を追うように暗い膜のようななにがが僕達の正面に現れる。班長が口を開く。
「今から夢空間に入ります。出動前にも言った通り2つ目の収縮を狙いとします。君はその娘を守りながらついてきてください。」
「よし、じゃあ初任務、ヨロシ
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静寂につつみ込まれる。まるで映画の爆発シーンのスローモーションのようだった。ただ、それとは違い時間は等速で進んでいる。
背中の女の子が目覚める。
【聞こえる?】
うん、聞こえる。返事をすると同時に副班長の思考が脳に入り込んでくる。自分の部屋に勝手に付箋が貼られている気分だ。
一つの付箋を拾い上げる。『元気?』
…どうやら聞く必要はなさそうだ。
最も暗く、色の強い中心に向かって夢空間を2人で進む。どうやら班長と副班長は先に行ってしまったようだ。【ついていかなくていいよ。どうせ中継機が必要なだけでしょ。】
彼女は目が見えない。らしい。
僕も一昨日聞いた話だ。【でもその代わりにみんなの脳を繋げることができるよ!夢空間の中だけだけど。】
人の心も読めるらしい。【そうだよ。】
中心にたどり着くと、隊長が夢の主を介抱していた。アイマスクをかぶせ、アロマオイルを焚き、あげくの果てには膝枕までしている。逆に眠りが阻害されるのでは?
『遅いじゃ~ん。何してたの?』
すみません。夢に入った時に…
『いやいいよいいよ。それより大丈夫?今』
何がですか?
【もったいぶらないで教えてあげればいいのに…あのね、今ここは2つの夢が重なり合ってるの。だからあんまり耐性のない君はあてられちゃうかなって。】
『人によって夢空間の大きさはまちまちなんだけど、もう一つの夢の主はすごく小さくてあっちの主の夢空間に覆われちゃってたね。』
じゃあもう一人を解決すればいいんですね。僕が行ってきましょうか?
『いや、そういうわけにもいかない。この小ささはおそらく訓練されている。』
訓練?
〚夢空間の性質をコントロールできる人のことです。もしかしたらこの方の夢増幅に加担しているかもしれません。先ほどこの方の夢空間は閉じましたが、この方のは範囲拡大のための触媒にされていただけです。〛
【多分この感じはまたあいつらね。】
〚おそらくあのビルの地下に駐車場があり、そこに元凶がいると思います。私はここに残り、この方の処置をします。三人は元凶の特定、捕獲をお願いします。〛
『どうせバクの連中だろ?捕まえられないんだから追う必要なくね?』
〚特定をお願いします〛
副班長を連れ三人は階段を下る。下に向かうたびに足取りが重くなる。
【情報:《低周波》夢空間内では一律の重力がかかる】
全然一律じゃなくない?と思いながらも階段の非常扉を開ける。それと同時に付箋の色が二色加わる。
黒のスーツを着た男が眠っており、その前にはどう形容すればいいのか分からないような紫の服装の白髪の女の子がパイプ椅子に座っており、そして黄色を基調としたアイドルのような服装の女の子が仁王立ちをしながら口を閉じた。
〝出たわね対策所!絶対に捕まるもんですか!〟
新たな黄色の付箋が頭のなかに舞い落ちる。
彼女と僕は同時に薬を飲み込んだ。
続きはまだありません。好評であるなら筆が進みます。
好評でなくても筆は進むので気長に待てる人はまたいつかよろしくお願いします。
あともしキャラの名前考えてくださる人がいれば教えてください。名前考えるの苦手で…




