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角砂糖は食事のあとに

作者: 物語のあるリボン/いろいと

物語のあるリボン作家『いろいと』です

私の作るリボンには、1つずつ名前と物語があります

手にとって下さった方が、楽しく笑顔で物語の続きを作っていってもらえるような、わくわくするリボンを作っています


関西を中心に、百貨店や各地マルシェイベントへ出店しております



小説は毎朝6時に投稿いたします

ぜひ、ご覧下さい♡



Instagramで、リボンの紹介や出店情報を載せておりますので、ご覧下さい

hhtps://www.instagram.com/iroit0

綿あめのようなふわふわの髪の毛に飴玉みたいなキレイな瞳

外国へ行った親戚にもらったというお人形さんは、今日も可愛く君のお気に入りのお部屋で座っている

そのお人形さんの目の前には、小さな洋服を整えてあげながら、愛おしく見つめる君がいる

その仕草が可愛くて、俺は思わず抱きしめてしまった

『なに?どうしたの?』

『あんまり君が可愛いから、つい』

『しょうがないなぁ』

甘く優しくいつも君は俺を溶かしてくれる

俺は君が大好きだ




今日も可愛く、お人形さんは私のお気に入りがたくさん詰まったお部屋にちょこんと座っている

お洋服が少し曲がっている気がした私は、キレイに整えてあげる

小さい頃、親戚のおじさんが仕事でヨーロッパへ行った時にお土産でくれたこの人形は、今でも私のお気に入りだ

私が可愛いと思う形に整えてあげて、私も満足してにっこりしてしまう

ふわっと大きな影が出来たと思ったら、暖かく優しい香りがして抱き締められる

『なに?どうしたの?』

『あんまり君が可愛いから、つい』

『しょうがないなぁ』

甘く優しくいつもあたなは私を溶かしてくれる

私はあなたが大好きだ






しばらく甘く優しいひとときを過ごしていると

小さな可愛らしい手が二人の体をパタパタと叩いているのが見えた

『だっ!だーーー、ばぁ?』

『くすくす、なぁに?こっちにおいで』

そう言って1歳になる息子を私は抱き上げた

『ぼくも抱っこしてほしいねぇ♪心配しなくても私の宝物だよ♡』

『ヤキモチやいちゃったかな?俺も二人共大好きだよ♪』

ピピピッ

何の音だろうと思ったが、さっきからいい香りがしている

どうやら、ご飯が炊ける時間だったようだ

タイミングよく音がして、夕飯の時間を知らせてくれたのは炊飯器

『じゃあ、今からみんなで夕飯食べようか♪支度してくるね!』

『いつもありがとう』

『だぁ!』




甘い優しいご飯の香りと、かぼちゃのそぼろ煮の香りが俺のお腹を鳴らす

そろそろ焼き鮭も出来上がる頃だろう

お味噌汁も作ってくれていたら嬉しいなぁと、お腹をさすりながら夕飯が出来るのが待ち遠しくなっていた

『今日は、デザートにアイスも買ってきたし、後でみんなで食べような♪』

俺は、おちびを抱きしめて、ほっぺにキスをした

そこへタイミングよく君からの集合の号令がかかる

『ご飯できたよぉ!!』

『はぁい!』

『あー!』

俺は、おちびを抱き上げ、可愛い君のいる食卓へと足を運んだ




最後まで読んで下さり、ありがとうございます


色々なお話を書いておりますので、どうぞごゆっくりとしていってもらえると嬉しいです


また明日、6時にお会いしましょう♪

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