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3話

女子生徒が質問した


「先生それは何ですか」



今井先生は得意げに言った

「これはだな、鑑定紙と言うアイテムだ」


男子生徒が言った


「僕 識別士って言う職業で同じことできるんですけど・・・」


「おっ識別士がいたか、いい機会だ言っておこう。この鑑定紙はEランクアイテムしか見ることができないんだ」



勇気がつぶやいた


「Eランクアイテム?」


恭弥がこっそり教えてくれた


「Eランクダンジョンから手に入れたアイテムや、Eランクダンジョンで手に入れたアイテムで作られた装備品のことだよ」



「物知りだな恭弥は」


「さっき先生が言ってただろ」



「識別士はどのランクでも鑑定できて貴重なんだ」



男子生徒は安心したように


「識別士にしかできないことがあるんですね!」



「あぁそうだぞ、早速配るから装備品に紙を当てて『鑑定』と言うんだ」



勇気も鑑定紙を使った

「鑑定」




ステータス


名前 魔鉄の剣

ランク E

効果 攻撃+5


名前 魔鉄の胸当て

ランク E

効果 防御+3

   魔防+1



空中にスクリーンが浮かび、結果が出た。



「恭弥はどうだった?」


「俺のはこれだ」


スクリーンを見せて来た



ステータス


名前 魔木の弓

ランク E

効果 攻撃+4



「どうだ?いいだろ」


ルンルンしながら言う恭弥



「あ、うん、いいね・・」





「確認できたな、今日職業を得た皆はダンジョンを攻略しても良い権利がある。だが浮かれてダンジョンに入ったやつは帰って来れないから注意していけよ。俺のおすすめは、体育の授業で戦闘訓練を受けてから行くのがおすすめだ」


女子生徒が聞いた


「帰って来れないんですか?」



男子生徒が答えた


「帰って来れないのは、油断してモンスターに殺されるからだよ」



真剣な表情で今井先生が言った

「そうだ、卒業できずに死んでいくやつもいる。だから浮かれてダンジョンには行くな」



チャイムがなる



「これで3時限目が終了だ。今日はおしまいだ。気をつけて帰れよ」



先生が教室から出た



「どうする勇気行くのやめるか?」


「そうだな、危険だから戦闘訓練を受けてから考えよう」



この日は皆おとなしく家に帰った







「この職業のことが気になる、Eランクの1層なら命に危険は少ないと思うから、少しだけ入ってみよう」

勇気は好奇心が抑えられない



勇気は家に帰り、もらった装備をつけて、家のそばのEランクダンジョンに向かった。







「ここがダンジョン・・」



明らかに不自然に建つ塔を見て声が溢れた。


塔の横にダンジョンセンターと書かれた建物がある。



「ダンジョンセンターに用はないから、すぐにダンジョンに行こう」



本来はダンジョンセンターに行かなければならないが、勇気はなにも知らないのでダンジョンに足を踏み入れた。




中はレンガでできた洞窟、10メートルほど続き奥に広そうなスペースがあることに気づく


「僕には剣と胸当てがあるから大丈夫・・・」



自分に言い聞かせるように声に出し、広い空間に向かう。




広い空間には70センチほどのウサギがいた


「でか!?」


驚きのあまり声に出てしまった


ウサギは勇気に気付き威嚇する。


「ヴヴ!」


ウサギは勇気に向かって走ってきた。



勇気は剣を慌てて構える


「無理!」


勇気は横にとび、ウサギの体当たりをかわす。


「これでモンスター最弱かよ」


「ヴヴー!」



「っく」


ウサギは飛びかかるように襲ってきた


勇気は剣を盾にして何とか受け流す


「どうすれば勝てるんだ」


ウサギから逃げながら考える


「スキルだスキルを使えばいい」


逃げながら声に出す


「アイスソード!」


勇気の手に氷でできた両刃の剣が現れた

アイスソードをグッと握り


「勇気を・・・出すしかねぇ!」


勇気はウサギに対してアイスソードを突き刺した



「ヴっゔ・・」


ウサギは光の粒子となって消えていった



「はぁはぁ、やっと勝てた」


アイスソードは役目を終えたように消えていた

力が湧いてくるのを感じる


「まさか」


勇気はステータスを確認した



ステータス


名前 中村勇気


レベル2


職業 氷魔剣士


HP10/10

MP28/30

攻撃 1 +5

防御 1 +3

魔攻 5

魔防 1 +1

俊敏 6



氷魔剣士スキル

Lv1アイスソード



「レベルが上がった・・今はどうでもいい。早く帰ろう」


勇気は先生が言っていた意味を理解し、急いで家に帰った。









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― 新着の感想 ―
[気になる点] 句読点の使い方が足りない。 読点の入るべきところが空白だったりする。 個人で楽しむ分には良いが、何かの選考や書籍化を狙うなら、考えなくてはならないだろう。
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