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空の色彩と雲
オレンジは落ちて青は浮かぶとき
在る日の午後の窓辺
灰味の青色が濃く雲を染めている
その雲の上端にはオレンジ色の縁取り
向こう側に眩いオレンジ色の光があるのだろう
雲の上に太陽があると雲の陰影は富み
いつにない美しい光景を見せる
時間が経って
オレンジ色の光の雫は雲の輪郭を垂れ
空の下の方へ留まり360°へ広がっていく
まるで比重が大きくて沈んでいくように
空の上の方へ薄い青色は留まる
天使のような青。その色は軽く上清のように澄み
上の方へ上の方へと昇るように見える
いや実際には夜の訪れ
夕暮れ空を浸食しているのかもしれない
ただそこに昼と夜があるのだ
オレンジと薄い青の色相は
秋と冬の混在する季節にあった
好みの題材？
