夕食作り
「ただいまー」
っと妹は弁当持たせて部活だっけなと思いつつ買ってきた食材をキッチンへ
(お腹すいたな...卵かけご飯でも食べるか)
食べ終えた食器を流し台へ置きまだ時間があることに気づく。
(本でも読んで時間潰すか)
しばらくたったのだろうふと窓を見ると夕方になりつつあった。
(そろそろご飯でも作り始めるか』
玉ねぎ刻むの? 挽肉にそのまま合わせていいんだっけ
とここで櫻井の連絡先を交換していたのを思い出した。
(まだこの時間なら迷惑じゃないだろ)
携帯を取り出し櫻井に電話をしスピーカーに
「もしもし、櫻井さん? 今大丈夫?」
「うん、平気だよなにかあった?」
「ハンバーグの作り方教えてくれないか?」
「ハンバーグね、分かった」
櫻井の言うことを聞きながらハンバーグを作っていく。
「櫻井さんは委員長だろ? 普段なにしてるんだ?」
「え? 漫画読んだり勉強の復習とかかな」
「櫻井さんでも漫画とか読むんだね、ちょっと意外だ」
「私でも漫画くらい読みますよ。高山君は普段なにしてるんですか?」
「俺も漫画や音楽聴いたりかな」
「私と変わらないじゃないですか、後敬語やめにしません? 同級生なんですからあやめって呼んで下さい。私も博之君って呼ぶので」
「分かった、敬語はなにしにする」
「ハンバーグのタネができたぞ」
「それじゃあ後は焼くだけのなで大丈夫です」
「本当にありがとう、助かった」
「いえ、手助け出来てよかった」
「今度お礼させてくれよ」
とここで玄関から
「ただいまー」
と声が
「妹が帰ってきたみたいだ」
「妹さんがいたのね、お礼期待して待ってるじゃあまたあした学校で」
と一方的に切られてしまった
「お兄ちゃんお腹すいたー...誰かと電話でもしてたの?」
「まぁ同級生にな相談だ」
「まぁ、別にお兄ちゃんが誰と電話してようが構わないですけどね!」
「怒るなよ、それより晩飯の準備出来たぞ」
「え! 本当今日の夜ご飯はなになに」
「ハンバーグだ!」
「おー! ちゃんと食べれるやつだよね...?」
「着替えて座って待ってろ」
そう言うと不安そうな感じで着替えに向かった。
「後は焼いて中にも火が通っているのを確認してソースを上からかけてっと」
ちょうど妹が降りてきた。
「思ってたより綺麗に出来てるね」
「失礼だなこれくらいならできるさ」
『いただきます』
「んー! 美味しい!」
「確かに美味いな、レパートリーに入れとくか」
「中学はどうだ? 困った事とかないか?」
「ううん! 友達もできたしテニス部も先輩たちも優しいし」
「そっかならよかった、明日の晩飯なにがいい?」
「じゃあ次カレー!」
「相変わらずカレー好きなのな、分かったよ」
『ごちそうさま』
「昨日食器洗ってくれたから今日は私が洗うね、先にお風呂入っちゃってもいいからね」
「さんきゅー、お言葉に甘えて先にお風呂入るわ」
「はーい、ごゆっくりー」
風呂に入りながらあやめの事を考える。
(悪い子じゃないし優しいし、献身的だなにより眼鏡が似合う...可愛いよなぁ...)
風呂から出て自室へいきあやめにお礼のメールをし眠りについた。