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財布(200文字小説)

作者: 高千穂 絵麻

大金の入った財布を手にした者のお話です。

200文字小説です。

 私は財布を持っている。

 初めは大金が入っていたけれど、定期的に支払い義務があって少しずつだが減っていった。


 使った分だけ、何かを得た。


 運動することに使った。

 勉強にはかなりの金額を使った。


 恋の悩みにも相当使ってしまった。

 仕事をするときにもいっぱい投資した。


 家庭ができ、子供が生まれ、その子も大きくなった。


 あれ? 気がつけば底をつきそう。

 そうか、もうそろそろ支払えなくなるんだ。


 まあ、いい買い物ができた、かな。

最近涙腺が緩いのか、書いた後に少しうるっとしてしまいました。

私も弱くなりましたね……。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者の思い、天まで届け
2019/11/08 07:24 退会済み
管理
[一言] 素晴らしいです。じんじんじわじわです。おじいさんが大切に何かを持っている絵(朝の教育テレビ風)が眼に浮かびました。
[一言] 時間についてのお話かな、と解釈しました。 命が尽きる瞬間に、こんな風に思えるように生きていきたいですね。 素敵なお話、ありがとうございました。
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