表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/10

厄介払いされました・・・

 いや、世の中うまくいかないものだね~はははは・・・はは・・・。


 笑うしかねーよ!!


 あの頭のねじが全部とんだ人達(見目は恐ろしくいい)が、お星さまになった。

 まあ、あの戦闘狂。

 危険だという依頼に嬉々として出かけて行った。

 そして、帰ってこなかった。

 行方不明と思うのだが、帰ってこない。

 ギルドでは、故人となっていた。

 あの人たちが、まさかと、思う。

 多分ダンジョン内などなど、魔王城などなどで、生きているだろうと、想像ができる。

 なんか、楽しく元気にターザンな生活しているだろうとも、想像ができる。

 その内多分、帰ってくるだろう。

 弟か妹がいたりして・・・。

 遠い目をしてみる。

 脳裏に浮かぶのは、両親のいちゃいちゃっプリ。もっと自重しろよ。

 子供がいるんだから!なんて思い返してみた。


 生活は、そんなに困っていない。

 生きるための戦闘能力、食べ物の確保。

 etc.etc.・・・。はすでに、教育されている。

 若干5歳にして・・・遠い目。

 この頃心底思うのは、平和に過ごしたい。そう、切に願っている。

 だから、

 そうだ、文官になろう!

 と決めました。


 確かに、あの戦闘狂達に育てられた、それは生きるか死ぬかの危機的状況の中で、育ったので、自分はかなり、すっごく強いと思う。

 チート手に入れました的な・・・?。

 やっぱり遠い目。

 人ってわがままだ。

 チート手に入れてしまえば、今度は、それを持て余してしまう。

 そろそろ、平穏に生活したい・・・。

 縁側で、お茶すすりながら、ボーっとしたい・・・。

 という事で、文官になろうと思います。


 勉強も完璧です☆

 ママさんが、実は教育ママだった。

 身体能力向上的にも、そして、教育的にも。

 ママさんいわく『情報集めるためや、スパイするときに色々、役に立つわ☆』

 なんて言ったけど、あんた一体何をしていたの?と言いたかった。

 言いたかったが、なんか怖い事をあの、美しいスマイル付きで平気で話されそうなので、あえて、言えなかった。

 ママさんの過去には、何か恐ろしい事実が隠されてそうで・・・。

 遠い目・・・。



 国の国家機関の文官試験受けたら、受かったので、きっちりかっちり、再度文官志望と書いていたにもかかわらず、配属先は、


 騎士団でした。


 え?何故だ?

 ちょっと待ってくれ。

 何故騎士団!?

 若干5歳。文官の試験に受かったのは史上最年少だそうですよ。

 うわーすごーい!!さっすが、ママさんの教えがよろしいんですね。

 ママさん・・・。

 全身に震えが、ああ、なんてことだ、ママさんの教育方針・・・。

 やっぱり、熱血戦闘狂であった。

 それしか、言えない。言えないよ!!

 文官試験受かったのに、なのに騎士団・・・。どうして?どうしてですか?!

 いや、本当は何となくわかっている。

 たぶん、いや絶対・・・。



 厄介払いさーれーまーしーた。



 泣いてもいいですか!?


読んでくださりありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ