ぶれいくたいむ
現在。
間にアホっぽい事挟まないと落ち着かない~(笑)。
場面は変わって現在だよん。
旦那ちゃんの休みの日は家事担当なのだ。
「今日の晩御飯のおかずの酢豚はいつもの?」
嫁ちゃんは尋ねる。
「そうだよ。冷蔵の簡単調理のやーつ、お義父さんが好きだもんね」
「ありがと」
「いえいえ」
「ありがとね~」
そう言われると、照れ臭い旦那ちゃんは、
「ほら、俺ってあざとい偽善者だろ」
頷く嫁ちゃんは、
「知ってる~」
「むう」
変顔をつくる旦那ちゃん。
「はははは」
笑顔の嫁ちゃん。
「偽善者の何が悪い」
「悪いなんて言ってないよ」
「確かに」
「やーい偽善者」
「自分で言うのはいいけど、何か言われるのは嫌だな」
「そう」
「うん」
「ところで」
旦那ちゃんは話を変える。
「何?」
「屁が出る」
彼はそう言うと、ズボンとぱんつの間に手を突っ込み、直の生屁を獲得した。
フィストをしたり顔で突きだす。
「やめてよ」
「新鮮とれたて魂の一撃。くれてやろう」
握りしめた右拳を嫁ちゃんへ。
嫁ちゃんは、素早く旦那ちゃんの右手首を掴むと、彼の顔に近づけ逆手で握り拳をこじあける。
「ぶはっ!ぐはっ!鼻が鼻が曲がる~」
悶絶。
自爆する旦那ちゃんなのだった。
ちゃん、ちゃん。
ちょっと休憩。




