段取り編22 結局グズグズし続ける事にベットした結果
具体的な希望リストの絞り込みが進み、今度は希望リストの空き状況やチケットの手配、お得な情報の確認等にシフトする事になる。
メッツの試合に関しては予告先発投手の情報が確認出来次第、現地でチケットの確保に動く、と言うシナリオで考えているから、日本にいる間にどうこう動く必要は無い。
と言うより現時点では動けない、と言った方が良いか。
今回ニューヨークでは色々な場所に行き様々な体験をする予定な為、行く事が確定出来ているイベントが複数ある場合、そのイベントを価格的にあるいは待遇面で優位に出来る優遇サービスがあるのか調べてみる事にした。
地球の歩き方でもお得なパスの情報が記載されていたから、もう少し情報を深掘りするべく便利なグーグル先生に「ニューヨーク 観光パス 比較」とかで打ち込んでどの様な種類があるのか、どれ位のベネフィットがあるのかを調べてみる。
なるほどなるほど、ニューヨークの観光時に幾つか便利なパスがあるから、目的地の件数や種類によってどのパスを購入するべきか違って来るのか。
・・・つかパスの種類多くね?
簡単に調べてみても、
・THE NEW YORK PASS
・THE NEW YORK SIGHTSEEING PASS
・THE NEW YORK SIGHTSEEING PASS FLEX
・Go City Explorer Pass
・NEW YORK City PASS
・New York Big Apple Pass
辺りが出て来る。
この中から今回の私達の行動スケジュールに合っているパスがあればそれを3人分事前購入する事で、ディスカウントがあったり優遇措置があったりするのだろう。
でパスに含まれる目的地やイベントの中でどれが私達のイベントリストアップに該当するのか見てみたら、
・911メモリアルミュージアム
・アメリカ自然史博物館(雨天時)
・イントレピッド海上航空宇宙博物館
・メトロポリタン美術館(雨天時)
それと、高層ビル展望台のどれか1か所
となる。
ただ、911は全員希望している為にマストで行く事が決定しているのだが、アメリカ自然史博物館とイントレピッド海上航空宇宙博物館に関しては現時点では他の事前予約必須時間指定イベントの予約次第でその次のプライオリティとなる為、今の段階で決め打ちが出来ない。
そして、高層ビル展望台も1か所行けば十分だ、と全員同じ事を考えているので2か所以上行く事は無い。
更にメトロポリタン美術館に関しては基本雨天時のオプションとなる為、この中では一番優先順位が低い目的地となる。
となると実はパスを購入するには、目的地の件数が思った程多くない事に気が付く。
パスの比較サイトの内、行きたい所をピックアップしてチェックすると、どのパスが良いか提示してくれるサイトがあったので、上記条件でインプットしてみる。
911メモリアルミュージアム、アメリカ自然史博物館、イントレピッド海上航空宇宙博物館、そして高層ビル展望台の1例としてエンパイアステートビルを選ぶ。
そうすると、New York Explorer Pass 3 attractionsがお勧めのパス、として3人で$38.73の節約になると出て来た。
ただ、この場合、アメリカ自然史博物館は入れても入れなくても節約額は変更無かったので、911,イントレピッド、高層ビルの3コンボがヒットした事になる。
まあ、お得ではある。
ただ3人で40ドル以下の節約、と言う結果に関しては出来ればもう一声欲しいんだが、と思ってしまったのも偽りの無い本音だったりする。
まあ、無論こんなふざけた事現地で抜かした日にゃコテコテのニューヨーカーから負けが込んだ時のヤンキースファンの如くビール瓶やゴミが投げられそうだから言わんけど。
パス購入の最大のリスクは上記3コンボが『決め打ち』になってしまう事だ。
今回の旅行においてはイントレピッド海上航空宇宙博物館の所在位置がエリア違いになる為に日程的に911周辺エリアでのイベント消化やグランドセントラル駅周辺エリアでのイベント消化とは完全に『別日』で行く必要が考えられる。
となると、仮に決め打ちでパスを購入した場合、ニューヨークでのイベント調整についてバッファーが無くなる事につながってしまう。
いっそ、ニューヨークメッツの試合を完全に『諦め』てしまえばスケジュール的には不確定要因も無くなるし余裕も出来るんだが、これ自体も優先度が高いイベントではあるので現状余りにも流動的なスケジュールが多い状態である以上、今日現時点でパスを購入する事がベストの選択肢とは言えない気がするのだ。
それに、パス自体はウェブで何時でも購入出来るから、極端な話それこそ出発前日とかに現地の天候も鑑みた上で購入、父の場合はスマホが無いのでパソコンで購入&プリントアウトでも問題は無いはず。
取り敢えず、携帯にそれぞれのパスのサイトと比較サイトのリンク先を保管して置く。
旅行1週間前位には準備確認で忘れずにチェックしないと。
次に事前予約必須時間指定イベントの空き状況の確認となる。
現時点で候補に挙がっているのが以下のイベントになる。
・自由の女神クラウンツアー(晴天/雨天兼用)
・国連本部ツアー(晴天/雨天兼用)
・マンハッタンヘリツアー(晴天/雨天兼用、ただし荒天は中止)
・ナイトクルーズツアー(晴天/雨天兼用、ただし荒天は中止の可能性)
・ジャズクラブ&バー(晴天/雨天兼用)
先ず、自由の女神クラウンツアー。
コロナ禍でツアー中止が続いていたのだが、今年に入ってその規制が撤廃、ツアー再開の運びとなった為、可能なら行ってみたいね、となって選ばれたツアーになる。
グーグル先生で「自由の女神 クラウンツアー」でググる。
するとcityexperiencesのページが出て来るので、そこで「自由の女神像とエリス島」を選ぶ。
そうするとツアーの内容を選ぶ事が出来るので、ツアーオプションで「クラウンリザーブチケット」を選択する。
次に日程を選択。
取り敢えず8月11日に設定してみる。
で予約ボタンをポチる・・・が、結構時間が経過しても画面が切り替わらない・・・何かヤな予感がするんだが・・・
しばらくすると、画面に「No Results」の文字が。
マジかよ。直ぐに他の日程も確認してみる。
・・・結果は全滅、というか8月はほぼ全日完売状態だった。
まだ4月末だってのにもう3か月以上先の予約が満員御礼かよ。
あああ、やっちまったぁああああっ!
思わず頭を抱えてしまったが、まあ確かによくよく想像すればコロナ禍明けでツアー再開、しかも定員がそこまで多くは確保出来ないイベント、しかも世界中夏のバカンスシーズン、となればうん確かに入手難易度数え役満になるよねって事位は事前に想像しておかなければならなかったか・・・ああクソ、まあどう言い繕っても大失敗だ。
でもまあ、何時までも頭抱えてジタバタしている訳にもいかないので、早速他のオプショナルツアーを調べてみる。
台座部分まで行ける「台座リザーブチケット」や、当時入って来る移民達の健康状態を調べ伝染病等に罹患していないかチェックしたり、万が一罹患していた場合は隔離&入院させたりする施設をガイド付きで見学できる「ハードハットツアー」、アメリカ移民の歴史を学べる「エリス島移民博物館入館チケット付き一般入場券」等に関してはまだチケットに余裕があった為、早速息子に意向を確認してみる。
「だったらいいや」
はい、そうですよねぇ・・・何となくだけどそう言うと思ってたよ。
一通り説明を聞いた後の息子の反応は正に「塩対応」「木で鼻を括る」「取り付く島もない」「けんもほろろ」 「歯牙にもかけない」と言う言葉そのものな対応そのものだった。
「いやぁ、自由の女神の近くに行ける、そして博物館で観光出来る事がむしろメインで、上手くいけばクラウンからニューヨークを見渡す事が出来るかもーって言う話だったんだけど・・・」
「えーっ?話違うじゃん。父さんの言い方だと先ずクラウンツアーありきだったじゃん。だったら行ってみても良いかも、って折角思ってたのに・・・あーあ、残念だなぁ・・・行きたかったなぁクラウンツアー。じいじや父さん達と3人で行ったらさぞかし楽しかっただろーなぁ・・・あーあー、なーんでこんなことになっちゃったのかなぁー。ざんねんだなぁー、誰かさんのせいで勿体無いことしちゃったなぁー」
うぐぐぐぐぐぐ・・・
この機を逃すまいと言わんばかりの息子による姑ムーヴに正直イラつくが、そもそもの失態は私の時間管理上のミスによる所が全てだから言い返す事も出来ない。
簡単に終わらない愚痴&不満を馬耳東風で聞き流す。
だがテメェ、後で覚えてろよ。月夜の晩ばかりだと思うなよ。
結局の所、様々な可能性を考慮したり、色んなイベントや目的地について調べたり、両人のリクエストをまとめたり、そうこう『グズグズ』し続ける事にベットした結果、こう言う参加可能枚数が少ないイベントは逃してしまうリスクを背負ってしまい、結局このザマになってしまったのだ。
これ他のイベントについても予約状況とか直ぐに調べないと・・・
>行きたい所をピックアップしてチェックすると、どのパスが良いか提示してくれるサイト
私の場合はこのサイトを利用しました。
Eric’s Pass Picker
https://www.newyork.jp/erics-pass-picker/
これでみると、3カ所以上が確実なら、パスを購入した方がお得、と出ていますね。
>月夜の晩ばかりだと思うなよ
はいこれまた、人生の中で言ってみたいセリフの一つにカウントされています。
まあ、冗談で言う可能性はありますが、ガチでこのセリフ言う時って1000%相手を敵に回す事確定な上、そんなセリフ言うって時点で自分負け確定な状況からスタートじゃん、って話なので、出来ればむしろ相手に「言わせたい」セリフなのかも知れません。