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段取り編12 グーグル翻訳で「ググレカス」を英訳するとGugurekasって出るんですって

 実際の日本語での「ググレカス」を英語に当てはめると、「Google it」の方が個人的には意味合いは近しいんですかねぇ。itの後に放送禁止用語が加われば、なお完璧w

 ネットで出て来る翻訳情報だと「Google is your friend」という言い方の方がメジャーなんですけどね。

 エンターテインメント系イベントや音楽系イベント、スポーツ系イベントをリストアップしようと地球の歩き方を片手にもう片方ではパソコンで「ニューヨーク アクティビティ」とか「ニューヨーク オプショナルツアー」、「ニューヨーク イベント」等でグーグル先生を扱き使って調べたのだが、これも結構な数あって一体全体どうしたものか、と頭をバリバリ掻く。

 あったま痛ぇなぁ・・・


 一番ハードルが高いイベントなのだがチャンスがあれば行ってみたい最有力候補となると、やはりニューヨークメッツ所属千賀投手の投げる試合を観にシティーフィールドに行き、ビールとホットドッグを飲み食いし、下手糞なダミ声で「Take Me Out to the Ball Game」とかも歌っちゃう、ってイベントになるだろう。


 ただ、こればかりは彼の先発登板日とその日の好天候が見事マッチして、その上でチケットを確保するという条件が全て重なる事が求められるので、賽の目次第と言った所か・・・うん、何か厳しい気がして来た。

 それに、先発の可能性のあるホームゲームの予定を全部スケジュールを押さえる、となると確実に他のイベント系や予約必須な夕食がことごとく引っかかってしまう。

 それは本末転倒な話だし、行ける可能性は残しつつ他の希望するイベント等も十分入れられる様にした方がトータルでの満足度は高いはずだ。

 故にこの優先度が高いイベントは、その実現の為に他の優先度が高いイベントの段取りを取り難くしてしまう側面がある為、どの辺りで線引きしてどのタイミングで『諦めるか』が一番重要なポイントになって来るのだろうなぁ・・・


 何せ他のイベント、アクテビティも魅力的なモノが多いのだ。


 晴天ならレンタサイクルでマンハッタンの観光名所をあちこち回るツアーなんかも面白そうだし、ツアー抜きにしてもレンタサイクルやシェアサイクルを使って地下鉄やバス等のアクセスが良くない観光目的地に移動し、あちこち観て回ると言うサイクルツーリズムは個人的にはアリだと思う。


 夏の時期に行われるイベントとして有名なサマーステージなんかも無料で参加出来るステージもあるそうだから、これも場所と日時がマッチングするなら興味深い。


 他にも日曜礼拝でハーレム地区のゴスペルを聴くツアーに参加し現地解散後は北部マンハッタンを観光すると言うのも良いし、セントパトリック大聖堂のミサに参加しパイプオルガンの演奏と讃美歌を間近で聴くチャンスなんてのも生涯の中で実はそうそう無いはずだから、これも当然候補になる。


 そして、機会があれば夜にニューヨーク本場のジャズライブも聴きたい。

 ジャズクラブ一つとってもそれぞれ規模や雰囲気も違う様なので、様々なテイストなジャズクラブ&バーの中から気に入った場所を探し出して堪能するのも良い体験になるだろう。

 

 折角行くのだから、普段は絶対に入れない国連本部のツアーなんてのも良いだろう。

 社会の教科書にも載っている像の数々や、よくテレビで報道されている国連安全保障理事会の会場とかも実際この目で見る機会があるなら是非行ってみたいとも思う。

 ただ、当たり前だが散会の時にしかツアーで見学する事は出来ない。

 故にツアーで見学出来るタイミングは即ち『世界がヤバくない』時に限る訳だ。

 これまた賽の目を振る事になる。


 コロナ明けで解禁になるはずの自由の女神ツアーの中でも唯一頭頂部に登る事が出来るクラウンツアーは女神の王冠と言う何も遮るものが無いニューヨークのシンボル的な場所からマンハッタンを見渡す事が出来る、という実に象徴的な体験が出来るチャンスになるだろうからこれも当然候補に入って来る。


 マンハッタンをヘリで周遊するツアーとかも興味深い。

 これまた天候が左右するイベントなのだが、かつて昭和のテレビ番組で放送当時一世を風靡していた『アメリカ横断ウルトラクイズ』の決勝戦においてファイナリストを載せたヘリがマンハッタンを悠々と飛ぶ姿をテレビで目の当たりにした私は子供心に大きくなったらこんな風にニューヨークの空をヘリで飛んでみたいものだ、と思っていたのだ。

 まああの番組自体、私が大人になるのを待ってくれる事無く終了してしまったから私があの決勝戦でファイナリストとしてヘリに搭乗する可能性は潰えてしまったし、更に言えばあの番組で決勝戦会場であった当時のパンナムビル(注・現在のメットライフビル)にヘリで向かう途中には必ずツインタワービルが紹介されていたんだが、それも今となっては映像の中でしかその雄姿を見る事が出来ない存在になってしまったのだが・・・

 まあ恐らく、これは私の子供の頃からずっと燻り続ける『余焔』の内の一つなのだ。


 夏場だったらディナークルーズなんかも良い選択肢だろう。

 ニューヨーク、マンハッタンのゆったりと流れる夜景とライブショーを見聞きしながらディナーに舌鼓を打ったり、デッキに上がって心地良い夜風に当たりながら夜の摩天楼と言う極上の肴をアテにして泡モノをグイッと一杯とか、控えめに言って人生最高の瞬間と言って良いだろう。

 それにディナークルーズの場合、通常のレストランと違い滞在時間が長いから父と息子との間である程度コミュニケーションを図る時間を確保する事が可能でもある。


 昼食を晴天の下、スモーガスバーグで取るなんてのも様々な国籍の様々な人種が当たり前の様に集って形成されているニューヨークという『ごった煮都市』だからこそ実現出来る多種多様な料理が堪能出来そうだから面白いと思うし、逆に朝早く移動してユニオンスクエアに赴きグリーンマーケットを冷やかしながら都市養蜂で作られた蜂蜜とか取れたての果物とか地の食材を購入するのも面白い体験になるだろう。


 晴天ついでだったら、セントラルパークで行われている馬車ツアーだとか、も興味深い。様々な映画やドラマに登場した舞台でもある場所を馬車というクラシカルでオールドファッションな手段で観光するというのは実に風流だし優雅なイベントだと言える。


 ニューヨークで最近流行りらしい人力三輪車ペディキャブで市内観光と洒落込むのも悪くない。

 先程の馬車とは違い、東南アジアで流行っているトゥクトゥクの様な混沌とエネルギーがごちゃ混ぜになった様な移動手段での観光は正にマンハッタンの街にふさわしいと言える。


 しかしここまで調べていて思うのはこの手のアクティビティ、ツアーはやはり結構晴天限定あるいは晴天推奨イベントが多いんだな。や勿論、曇天や小雨位なら決行なんだろうけど、少なくとも楽しさや満足度はピーカン程では無いだろう。


 そこで「東京 ニューヨーク 天候 8月 比較」でググる。

 無論、地球の歩き方でもニューヨークの気候に関しての記述はあるんだけど、もう一寸具体的な情報が欲しかったのでネットの情報も調べてみようと思ったのだ。

 何でも良いけどキーワードが多いとエンター押す時に気合が入って「おりゃっ」とか言っちゃうの何でだろうね?


 すると「ニューヨーク、東京都 における気候および気象を比較」というページが出て来て、8月の平均気温が東京・最低24℃最高30℃、ニューヨーク・最低21℃最高28℃。


 帯で色分けされた時間帯毎の平均気温で見てみると、ニューヨークの場合午前中は「快適」午後が「暖かく」と出ていた。

 となると、気温が高いと体調面でマズいアクティビティの場合は午前中が吉って事になるか。


 一応ニューヨークの8月晴天率63%と出ていて、東京の48%と比べても約15%高く、確率論で言えば晴天が条件となるアクティビティやイベントの成功率は高いのかも知れない。(逆に11月から3月までは東京の方が晴天率は高い様だ)

 だからこれで仮に雷雨にぶち当たったら、日頃の行いと割り切って・・・って何でだろう、何故か知らんが思い当たる節しかねぇような・・・最悪の出目(ファンブル)こそ我が生涯における心の友なのか・・・

 同じページでボストンも調べてみる。

 すると8月中旬の気候で、ボストン・最低19℃最高26℃。

 明らかに過ごし易い気候で湿度に関してもニューヨークよりも低い。

 天候さえよければアクティビティやイベントでの疲弊度はボストンの方がリスクが低く体力面で楽そうではある。

 8月晴天率は61%でこれまた好天率は東京よりも高い様だ。


 実は個人的にはルーフトップバー巡りやスピークイージー(禁酒法時代の隠れ家的バー)ツアー等にも興味があるのだが、残念ながら息子の年齢が21歳未満なので酒絡みのツアーは全部NG。

 アメリカの場合、大半の州で飲酒は21歳以上となっているから、息子の場合まだ夏の時点で18歳である以上少なくとも3年後以降でないと向こうでは酒は飲めないと言う事になる。

 ほぼ全ての可能性が必要とするべきその瞬間に必ずしも存在している訳では無いのだ。

 これまた、是非もなし。


 イベントリスト候補が次々とリストに書き足されるのだが、これらのイベント系は時間厳守がデフォなケースが多いので、スケジュールに組み込む場合真っ先に確定させる必要がある。


 故に同日連続してその手の時間厳守イベントをスケジュールに組み込む場合、ある程度間隔を開けて時間的余裕を確保する必要があるし、イベントのある程度前の時間帯に余裕を持って現地到着するスケジュールを組み立てる必要がある。

 そして、会場入場時のセキュリティ等の影響でイベント開始時間とイベント集合時間が違う場合が多いし開始時間と集合時間との時間差が大きい場合もあるので、その辺りも事前に確認しないといけない。

 「あ、あと5分だから、みんな頑張って走ってぇ~っ!」

 とかオラ走れやメロス的なバッドイベントは絶対に避けなきゃならん。


 また、夕方前後にその手のイベントを組む場合、夕食も同じ様に時間を指定してレストランを予約する必要が求められるケースが大半だから、夕食開始時間の最低でも5~10分前までに、出来れば15分前位までには現地に到着していないといけないのも注意点だ。

 それに遅れる可能性がある場合はその時間前までに電話やメールで遅れる旨の連絡は必須だし、レストランによってはそれでも遅延を認めて貰えなくて泣く泣くキャンセルになるケースもある、と聞いた事があるからなおの事スケジュール管理に関しては、その点を時に気を付けたい。


 となると、例えば夕方マンハッタン北部であるハーレム地区で行われるイベントが終了したとして、そこからマンハッタンから離れたダンボやブルックリンのレストランに予約を入れてあるから移動しましょう、というケースだとイベント会場>徒歩>地下鉄駅やバス停>地下鉄やバスでの移動(場合によっては乗り換えも含む)>目的地最寄り駅またはバス停>目的のレストランへ徒歩の合計移動時間もそれぞれある程度余裕を持って計算する必要がある。

 状況によっては乗り換え時のギャップだとか、地下鉄の遅延とかバスの渋滞だとかのリスクを考えた場合、合計で予定時間に対し30分以上余裕を持った方が良いケースも出て来るかも知れない。


 そこで今度は「ニューヨーク 地下鉄 アプリ」でググってみる。

 出て来た中で「My Transit NYC Subway&MTA Bus」と「New York Subway MTA Map」辺りが使い勝手が良さそうなので取り合えず両方共携帯にインストールしてパソコンでもリンク先を保存してみる。


 合わせて、ボストンの地下鉄に関しても調べておこう。

 「ボストン 地下鉄 アプリ」でググる。

 「Boston T Map & Routing」と言うアプリが便利そうなのでこれもインストール。


 これで実際にイベント間の移動や夕方のイベントから夕食の場所までの所要時間がある程度計算出来るから、予定を組んでみてそれが実現可能か否かについてテストする事が出来る。

 また、リアルタイムで遅延情報も出て来る様だから、夕方のイベント途中でも交通情報を確認する事が出来るからある程度移動についてリスクヘッジが可能になって来る。


 地下鉄やバスの乗り方に関しても地球の歩き方に書いてあるので参考にするが、動画で実際にパスの購入方法であったり、乗車のポイントであったり注意点であったりを動画で確認する必要もあるだろうと考え、ようつべで「ニューヨーク 地下鉄の乗り方」「ニューヨーク バスの乗り方」で調べ、合わせて「ボストン 地下鉄の乗り方」「ボストン バスの乗り方」で調べ出て来た動画の数々を取り敢えず片っ端からお気に入りに放り込んで置く。


 もう今日は流石に動画まで全部処理する時間がねーや。

 ただ、これ等の動画に関しても何処かで時間確保してまとめて観ないといかんよなぁ・・・


 ・・・何だかさっきからググってばかりだな。最悪の出目(ファンブル)が我が心の友ならグーグル先生は我が心の猫型ロボットってとこなのかしら?


参考としたデータ。


ニューヨーク、東京都 における気候および気象を比較

https://ja.weatherspark.com/compare/y/23912~143809/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%80%81%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B9%B3%E5%9D%87%E7%9A%84%E3%81%AA%E6%B0%97%E5%80%99%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83


 これで比較するとやっぱり東京の湿度の高さが伺えます。


My Transit NYC Subway&MTA Bus

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nyctrans.it&hl=ja&gl=US


New York Subway MTA Map

https://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.mxdata.newyorksub&hl=ja&gl=US


 この2つのアプリが結構色々なネット情報で出ていたので有名なニューヨーク地下鉄アプリな様ですね。

 個人的にも便利だと思いました。


Boston T Map & Routing

https://play.google.com/store/apps/details?id=uk.co.mxdata.bostonsubway&hl=ja&gl=US


 ボストンの場合はこのアプリを使いました。

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