段取り編4 おきのどくですが、ぼすとんびじゅつかんは、きゅうかんびでした。
諸々の仕事が終わった夕方以降の時間、会長室でパソコンからJALマイレージのページにログインして国際線特典航空券予約のページに移る。
行きは、8月10日木曜日、羽田発ニューヨークJFK空港行をチェック。
1日2便で羽田11:05発のJL006便と18:35発のJL004便を確認、JL006便にチェックを入れる。
機材は777-300ER、エコノミーだと座席は3-3-3の配列になっていた。
父の場合、元々トイレが近い事もあり、通路側は必須条件だったし、息子にしても父を跨いでトイレに行かせる訳にもいかないだろうから、選択肢は中央部分の3シートに限られる。
座席位置は昨今背もたれを後ろに倒すのも、後ろの座席の方からクレームが来るリスクの可能性が否定出来なかった為に、背中側がギャレーになっている列で予約を入れる。
それぞれの通路側を父と息子で、中央部分を私でチェックインさせる。
帰りは、8月16日水曜日、ボストンローガン空港発成田空港行をチェック。
ボストンの場合1日1便、ローガン13:30発のJL007便にチェックを入れる。
機材は787-9、エコノミーの座席配列は2-4-2となっている。
帰国便の場合、ギャレー前の座席設定が無かった為、最後尾を狙おうとしたのだが、全席設定不可になっていた。
エコノミーエリアの中盤辺りで私が窓側、息子が隣の通路側、父が通路挟んで4列シートの端という席順を押さえ、チェックインさせる。
「なあ、プレミアムエコノミーとかのマイルすら届かないのか?」
父がボヤキながら画面を観る。
やっぱり、コロナ禍の3年分に渡るクレカ消費のマイルを全部足しても、旅行時期が夏の繁忙期だからプレミアムエコノミーでも届かないレベルにしかならなかった。
こればかりはどう仕様も無い。
「そら3年間という長期間のコロナ禍で溜まったマイルが日常生活でのクレカ使用分だけなんだから、3年経ってもあれ?こんだけしかマイル増えていないの?って感じになるのは仕方が無いよ。基本的に一番マイル増やせるのはやっぱり定期的な海外出張分なんだから」
まあ、陸マイラーという様々なポイントをマイルに変えて莫大なマイルを貯める猛者達もいるけど、彼等が細々と様々なマイルを拾い上げる手続きのほぼ全部がデジタル音痴の父にとって絶対に不可能なレベルの話だから、今更彼に言う必要も無い。
今でも最低限JALカードで使用した分のマイルは毎月貯めているから、それがある程度増えてせめて旅行当日までに父のプレ(ミアム)エコ(ノミー)分にでもなってくれれば、と願うばかりなのだが、その頃には既に満席になっている可能性の方が高いだろうから、現時点で席が確保出来ない以上恐らくこのままだろうなと言う予感があった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
国際線特典航空券の手配が終わり、自宅に戻り食事や風呂を済ませた後に2都市それぞれの滞在時間の割り振りと国内線の予約についてどれ位のマンアワーが掛かりそうか大まかでも概要を掴まなくてはならない事を思い出した。
ニューヨークからボストンローガン空港に行く国内便は、ニューアーク、ラガーディアの両空港以外にも国際線がメインのJFK空港からも発着している。
その為出発時間帯は朝から晩までフレキシブルに対応出来るから、朝早い時間帯でボストンまで移動、午後以降観光に割り振るという手段も出来るし、逆に夜便で現地着いたらホテルに直行翌日の準備が出来次第爆睡、という選択肢も可能だ。
多分今回の旅行の場合、ニューヨークでの観光量の方が多いだろうからボストンでの最低限の観光プランを作成した上で、移動も含めどれ位の所要時間が必要か計算し、そこから逆算する形で残時間を全てニューヨークに割り振る方法が良いだろう。
残念ながら書店でボストンの歩き方が手に入らなかったので、先ずはネットで観光情報を仕入れ、父と息子に提示して優先順位を決めて貰う形になるのではないだろうか。
ボストンでの最優先観光目的地は間違い無くボストン美術館になる。
今回の旅行におけるメインイベントの一つでもあるから、ある程度時間に余裕をもって枠を取りたい。
となると、帰国前日である8月15日火曜日辺りがベストか。
開館時間早々に入館して午前中から様々な絵画、彫刻、工芸品等を堪能するスケジュールであれば、午後以降の予定はフレキシブルにサブイベントを組む形で調整出来る。
開館時間は何時からだったかな?
ネットでHPを確認しよう。
以前ざっと調べようと日本語でググったら、名古屋のボストン美術館が出てきたりで直ぐには判らなかったのだ。
それよりも前に見た事がある日本語で書かれてたボストン美術館の紹介ページでは開館時間等の情報が書いてあったはずなのだが、その時にはお気に入りに入れていなかった事もあり直ぐにタイトルとかアドレスとかが思い出せなかったので、先ずは本家のHPを確認してみる。
確か正式名称が「Museum of Fine Arts Boston」であり「Boston Museum」でググってもネットでは出て来るんだけど、現地では通じない可能性があるって、どこか別の日本語での紹介ページで書いてあったっけ。
おお、あったあった。最初のページにMFABostonってデカデカと書いてある。
開館時間はっと・・・「Today`s Hours」のコマンドをポチる。
「・・・おいまじか」
Sunday 10am-5pm
Monday 10am-5pm
Tuesday Closed
Wednesday 10am-5pm
Thursday 10am-5pm
Friday 10am-5pm
Saturday 10am-5pm
Tuesday Closed・・・
Tuesday Closed・・・
Tuesday Closed・・・
おかしい。何回見ても間違い無く火曜日が休館日になっている。
や、以前どこかで探した日本語でボストン美術館の事を紹介しているページでは休館日の設定は当時無かったはずなんだがなぁ・・・
慌てて以前見たページを探してみる。
結構探してようやく発見出来た。
ああ、これこれ、うん、この紹介ページでは火曜日も開館日になってるよなぁ・・・おかしいなー、おかしいなぁー・・・あ、これ普通にコロナ禍以前よりも更に前の時期に最終更新されていたページじゃねーか・・・そもそもの情報が古過ぎたんだ・・・
おかしかったのはワイの注意力の方だったよ・・・
ボストン美術館・・・8月14日月曜日、確定。
どーすっかなぁー、どーすっかなぁー・・・
>機材は777-300ER
2024年1月からJALの羽田-ニューヨーク線の機材がエアバス社のA350-1000に変更されました。時代は変わるものですね。