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与えられた物は「勇気」のみ!~最強スキルで旅をする~  作者: ド・ド・弩レイダー
第二章 輪廻、ドロップアウト!
42/60

完成 ジ エンド

見てる人居るんですかねぇ…

楽しんでる人居るんですかねぇ…

アイデアが無くなるまで、この拙い文字の羅列は終わりません。

ちょっとした言葉でも、いただけるとありがたいです。

爆音が鳴り響き、それに俺は驚いて、目を閉じていた。

しばらくして目を開けた頃、そこには裸一貫のギルガメッシュが立っていた。

「おい、俺様ァテメェらを守りきったぜ。

アイツは今弱ってやがる。力の使いすぎだろうな。」

俺とグレアに「行け」と目で合図をする。

爆発の中心地に立つ道化師(ゲロートポイオス)は、俯きながら息を整えている。

「行こう、キュクロス。」

「おう!行くぜ、刀振烈風、散!!」

言うと同時に俺たちは道化師の方へと走っていく。

刃で取り囲み、少しづつダメージを蓄積させる。

それでも取り乱さず、確実に力を貯め、刃を全て弾き返した。

「屈辱…屈辱的Death!!

全力をそんな簡単に防いでしまうなんて…。

なら私はどう勝てばよろしいのでしょう。」


隙を見てすかさず斬りかかる。

道化師は影から剣を取り出し、俺の攻撃を防いだ。

だがそれも、一瞬にしてボロボロになってしまった。

「もう、いいDeathよ。

貴方達には勝てません。ハッキリとわかりました。

抵抗しないので、殺してください。」

「は…?何言ってんだよ、そんなの…」

拍子抜けだ。

てっきり最後まで足掻くのかと思っていたが。そう思いながら俺は思いっきり振りかぶった。

「待て!!」

ギルガメッシュの声に驚き、俺は言われた通りに止まろうとしたが、勢いは止まらず、そのまま道化師の足を斬った。

「どうか、しましたか?核は出ているのDeathから、殺せばいいでしょう。」

怒りか屈辱か、痛みか。顔を歪ませながらこちらを睨みつけてきた。

「テメェ、置き土産仕込んでんだろ。全部見えてるぜ。」

巨体をガシャガシャと鳴らしながら歩く骸骨の眼光が鋭く光る。

その指摘に対し、道化師は舌打ちをすると、ため息をついた。

「死なば諸共、と思いましたが、そう甘くはありませんか…。

Deathが、私にはもうどうにもできません。こんな身体ではもう抑えきれないのDeath。」

「じゃあどうすれば…」

「機能の停止ができるのなら、止められるでしょうね。無理でしょうけど。ahhh…残念Deathね。」

「できるよ。私、得意だよ。

アンタ達が散々私を慰みものにしてくれたおかげでね。」

怒りを全身から溢れさせながら、グレアがゆっくりと近付いて行く。

勢いよく喉を掴み、彼女は叫ぶ。

「私のことは許すけど、大切な仲間を傷付けたことだけは絶対許さないから!!

バラバラのぐちゃぐちゃの、散り散りになって死ね!!」

今まで感じたことが無いほど強大な力を感じる。

力強く掴んでいる彼女の手は赤く、鋭く、恐ろしく見えた。

その後、道化師は跡も残らずにあっけなく消えた。


殺させてよかったのか、僕にはわからない。

どちらが正義だったかは、考えない。

もし小此木が居なかったら、こんな事にはならなかっただろう。

それぞれの夢を見て、真実へと進んで行く三人の旅はまだ続いて行く。

ただ一つ、分かることがあるとするならば、出会ったばかりだろうと、三人の力は、絆は、強くなっていくということだろう。


第二章

輪廻、ドロップアウト!

〜完〜

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