完成 ジ エンド
見てる人居るんですかねぇ…
楽しんでる人居るんですかねぇ…
アイデアが無くなるまで、この拙い文字の羅列は終わりません。
ちょっとした言葉でも、いただけるとありがたいです。
爆音が鳴り響き、それに俺は驚いて、目を閉じていた。
しばらくして目を開けた頃、そこには裸一貫のギルガメッシュが立っていた。
「おい、俺様ァテメェらを守りきったぜ。
アイツは今弱ってやがる。力の使いすぎだろうな。」
俺とグレアに「行け」と目で合図をする。
爆発の中心地に立つ道化師は、俯きながら息を整えている。
「行こう、キュクロス。」
「おう!行くぜ、刀振烈風、散!!」
言うと同時に俺たちは道化師の方へと走っていく。
刃で取り囲み、少しづつダメージを蓄積させる。
それでも取り乱さず、確実に力を貯め、刃を全て弾き返した。
「屈辱…屈辱的Death!!
全力をそんな簡単に防いでしまうなんて…。
なら私はどう勝てばよろしいのでしょう。」
隙を見てすかさず斬りかかる。
道化師は影から剣を取り出し、俺の攻撃を防いだ。
だがそれも、一瞬にしてボロボロになってしまった。
「もう、いいDeathよ。
貴方達には勝てません。ハッキリとわかりました。
抵抗しないので、殺してください。」
「は…?何言ってんだよ、そんなの…」
拍子抜けだ。
てっきり最後まで足掻くのかと思っていたが。そう思いながら俺は思いっきり振りかぶった。
「待て!!」
ギルガメッシュの声に驚き、俺は言われた通りに止まろうとしたが、勢いは止まらず、そのまま道化師の足を斬った。
「どうか、しましたか?核は出ているのDeathから、殺せばいいでしょう。」
怒りか屈辱か、痛みか。顔を歪ませながらこちらを睨みつけてきた。
「テメェ、置き土産仕込んでんだろ。全部見えてるぜ。」
巨体をガシャガシャと鳴らしながら歩く骸骨の眼光が鋭く光る。
その指摘に対し、道化師は舌打ちをすると、ため息をついた。
「死なば諸共、と思いましたが、そう甘くはありませんか…。
Deathが、私にはもうどうにもできません。こんな身体ではもう抑えきれないのDeath。」
「じゃあどうすれば…」
「機能の停止ができるのなら、止められるでしょうね。無理でしょうけど。ahhh…残念Deathね。」
「できるよ。私、得意だよ。
アンタ達が散々私を慰みものにしてくれたおかげでね。」
怒りを全身から溢れさせながら、グレアがゆっくりと近付いて行く。
勢いよく喉を掴み、彼女は叫ぶ。
「私のことは許すけど、大切な仲間を傷付けたことだけは絶対許さないから!!
バラバラのぐちゃぐちゃの、散り散りになって死ね!!」
今まで感じたことが無いほど強大な力を感じる。
力強く掴んでいる彼女の手は赤く、鋭く、恐ろしく見えた。
その後、道化師は跡も残らずにあっけなく消えた。
殺させてよかったのか、僕にはわからない。
どちらが正義だったかは、考えない。
もし小此木が居なかったら、こんな事にはならなかっただろう。
それぞれの夢を見て、真実へと進んで行く三人の旅はまだ続いて行く。
ただ一つ、分かることがあるとするならば、出会ったばかりだろうと、三人の力は、絆は、強くなっていくということだろう。
第二章
輪廻、ドロップアウト!
〜完〜




