突然の異世界召喚
俺の名前は赤崎颯。ごくごく普通な高校生で趣味はゲーム、ラノベ、アニメ鑑賞等で、俗に言うオタクだ。
特技は特になく、運動神経も学力も容姿もごくごく平均的。友達も多いとは言えないが、決していないわけでもなく普通すぎるほどの学園生活を送っている。
「よう、颯。なんだか元気ないな?」
そしてこいつが友人のなかでも特に親しい北山翔だ。こいつも俺と同じく平凡なただの高校生だ。俺と違うところがあるとすれば運動神経が割といいことだろう。バスケ部に所属している。俺は帰宅部だ。
「あぁ、おはよう。実は昨日妹と喧嘩してな。今朝も口きいてくれなかった。はぁ。」
俺には妹がいるのだが察しの通り俺はシスコンだ。妹が大好きなのである。そして昨日は妹が大好きなアニメの予約が俺のアニメの予約と被っていたせいで見れなかったことで怒られてしまった。理不尽ではあるが妹大好きなので何も言えない。
「全く困ったもんだよな、お前の未来ちゃん好きは。」
未来ちゃんとは件の妹である。未来は中学二年生で颯が好きである。ブラコンだ。兄妹そろって相思相愛である。そしてこれまた兄に似て、アニメ、漫画、ゲームが大好きなのである。兄とは違い、容姿も大変優れていて、何度か告られたことがあるそう。すべてブラコンを暴露しておかえり願ったらしい。我が妹ながらてれくさいことをしてくれるなぁ。めちゃくちゃ嬉しいが。
「未来が可愛いのが悪い。うん。」
「確かに可愛いもんな、未来ちゃん」
そんな他愛ない話をしていたらチャイムがなった。担任の宮崎先生が教室に入ってくる。
「朝のホームルームを始めますので席についてくださーい♪」
すると女子達が
「今日なんだかみーちゃん先生ご機嫌?」
「なんかあったのー?」
「先生ついに彼氏!?」
等と生徒たちが声をかける。すると
「こら、先生をからかうんじゃありません。ただちょっと嬉しい事があっただけです。」
「えー、嬉しいことってなに!?」
「気になるよねー」
等とさらに騒ぎ始める。すると
「これ以上うるさくすると課題の量3倍にしちゃうぞ♡」
教師の特権である。職権乱用にもほどがあるがこれにはさすがに効いたらしい。みんなが聞く体制に入った。場を収めるのが上手い先生だ。
そして点呼が始まろうとした次の瞬間。
教室内に魔法陣のようなものが現れ、その場にいた全員が謎の光に包まれた。
そして目を開けたらそこは・・・異世界だった




