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ある日の約束

続くのかな、これ

「いいか、父さんとの約束だ」


 技を繰り出して、再び言う。


「父さんはこれで母さんを守ってた……つもりになってたんだ」


 どうしてそんなに悲しそうな顔をするんだろうか。


「だからな、お前は俺よりも強くなれ。力が無ければ何も守れない。力があっても守れないこともあるけどな」


 ? よく分からない。


「そのうち分かるようになる。それにな、失ってからじゃ遅いんだ。それに、いつかはお前も誰かを守らなきゃならなくなるんだ」


 父さんは守ってくれないの?


「俺も出来るだけそうするつもりだが、まぁ……いや、それよりもだ。この本にはな、俺が使う流派の技が全て記してある。あとは体を作りながら、自分で身に付けるんだ」


 古ぼけた本を受け取る。


「それじゃ、仕事いってくる。留守は任せたぞ」


 背中を見送った。そしてそのまま帰ってこなかった。

TSものの「竜の軌跡」という作品も投稿中です。もしよろしければどうぞ。

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