誘われて…
―――Custom Skill Online
通称CSO
スキルを設定し最強を目指せ!!
という、プロモで有名になった、今日発売のゲームだ
職業数50、スキルは無限大といわれている
嬉しいことにヘッドギアも付いてくるらしい
まぁ、関係無いことだが…
さて、そろそろ学校に行く時間だ
妹たちに声をかけるとするか
「烏、雀、燕、学校行くぞ」
「…わかった」
今の無口感は中3・長女の烏だな
「はーーーい!」
今の元気感は中2・次女の雀だな
……あれ?中1・三女の燕は?
烏と雀が降りてきた
「二人共、燕は?」
「‥今、準備してる」
「そうか」
3分後、燕はやってきた
「ごめんなさい、遅れましたわ兄様」
「おう、じゃぁ、行くぞ」
「はい、あと兄様、帰ってきたらプレゼントがあります」
「そうか、楽しみにしてるぞ」
「はい」
学校につき、妹たちと別れ…高校生の校舎の2年C組の教室に
「斬彦はいいよな~、あんな可愛い妹たちといられて」
後ろから、親友の[立花真純]が話かけてきた
「っていっても、登校できんのは此処、三芳学園が中高一貫の学校だからだぜ」
「お前は家でも一緒だろうが!」
「あ、あぁ」
「全く、それと、お前はCSOやるのか?」
「やると思うか?金がねぇんだぞ」
「だよな~、買うなりやるなりするなら、声かけろよ、俺買ったし」
「うらやま」
「ふはは、シンって名で入る気だぜ」
「そうか、明日から夏休みでよかったな」
「おう」
そんなたわいもない話をしながら時は過ぎていき
終業式しかないから、12時に終わり、放課後へ
「じゃあな、真純」
「おう、妹さんたちによろしくな」
「はいはい」
昇降口に行き妹たちを探す
「…にいさんこっち」
「きりにぃこっちだよ!」
「兄様こっちですわ」
俺は妹たちの方へ向かう
「じゃぁ、飯食ってから帰るか」
「…うん」
「うん!」
「はい」
俺たちは近くのファミレスで飯を食べ家へと帰る
時刻は13時半か…暇だな
部屋帰るか…
「じゃぁ、俺部屋帰るから」
「では兄様、後でプレゼントをお持ちしますわ」
「おう、待ってるぞ」
30分後
コンコン
誰かがドアを叩く
「空いてるぞ」
「では、失礼します」
燕の手には紙袋が握られていた
「おう、どうした?燕」
「兄様にプレゼントです」
「なんだ?」
燕は紙袋の中から箱を出し
「CSOです」
「…まじで?自分でやらんのか?」
「私たちは自分のがありますので」
「高かっただろ?」
「いえ、景品で当たったものなので」
「そうか…」
「お姉様方もログインされてますので来てくださいね」
「あ、名前は?」
「名をいれただけですよ」
「わかった」
「では、待ってます」
「おう」
そうして、燕は出て行く