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始まりの終わり

読みづらかったら作者まで言ってください。

先日、連絡をもらった旅人氏は約束通り私の事務所まで来た。

予想とは少し違く、結構整った顔をした青年だった。

そして、仕事なのかなんなのか手にはスケッチブックを持っていた。


「どうも、先日連絡した旅人です」

「どうも。中へどうぞ」

「それじゃ、失礼します」


私は旅人氏を連れて応接室へと足を運んだ。

私は営業スマイルとして普段では絶対に見せないであろう満面の笑み

で接客を始める。

探偵は笑顔でいた方が信頼されやすく調査しやすくなるのだ。


「どうぞ、腰を掛けてください」

「どうも」

「では、さっそくですが。調査内容を詳しく教えていただけますか?」


確か魔女やらなんやらって言ってたっけ・・・・・・。


「はい、先日話した通り。一世紀前の伝説と語られこの世から消えてしまった

 魔女伝説について少し調べ欲しいんです」

「確か、先日のお話では資料がないとか」

「はい、少し前まではあったみたいなんですがなんせ一世紀前の“伝説”ですからね。

 もう資料は残ってないそうです」


旅人氏は苦笑いをしながらそう言った。

資料が残ってないものを探す・・・・・・

探偵が一番苦手とする分野だ。

あ、そういえば


「あと、スケッチブックとか言ってませんでしたっけ?」

「そうそう、実はスケッチブックの出生の地を調べてもらいたいんです」


スケッチブックの出生の地?

スケッチブックが一番最初に作られた場所?

なんのつながりがあるんだか・・・・・・

そもそも、旅人氏はなんでこんなことを調べてるんだ?

探偵という立場からその内容を聞くことはできないが

詮索するくらいなら大丈夫だろう。

それに、旅人氏の動機も気になる・・・・・・


「あの、聞いてますか?」

「ん、あ、すいませんっ!仕事柄よく考え事をしてしまうもので・・・・・・」


やばいやばい、話に集中せねば。


「それでは、旅人氏のその依頼受けさせてもらいますので」


気長にお待ちください――――――――――


何がつながっていて何が関係ないのか。

今の私には到底理解できるものではなかった

しかし、この事件に首を突っ込んだ私はあまりにも不用人だったなと

今さら後悔しても遅かったのだった。

いよいよ物語の本編スタート!


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