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再び
紅潮さんの会は終了です
「紅潮さんはここからどちらに?」
「ん?あぁ、俺はこっから左の方へと進むが」
「それではここでお別れですね。道案内ありがとうございました」
「いやいや、気をつけなよ旅人くん」
旅人はお辞儀をして反対方向へと歩いて行った。
不思議なスケッチブックをもつ少年・・・・・・
俺はなにかいけないものを見てしまったような気がした。
これから彼はどのように、旅をしていくのだろうか。
「俺も、また旅にでようかな・・・」
昔に一度だけ旅をしていた。
しかし、女房に連れてかれてそのまま結婚しちまったもんだから
旅は途中で中断していた。
だが、今では女房も雲の上。
「よし」
俺はまた旅にでることにした。
旅をしてたらいずれまた少年に会えるような気がした。
「次会ったらもっと話をしてみたいもんだ」
彼とは気が合いそうだ。
旅途中にあったらお互い回った地域のことを話すのも悪くないな。
俺は方向を変え道具をとりに自宅へと戻った。
がんばりましたw