旅人はどこへ?
今回初投稿ですので小説に不慣れな部分があります。
そこはご了承ください。
最近、旅をする奴が増えている。
だがほとんどの奴が見せかけだけの旅をしている。
どいつもこいつも拠点を残して旅をしてる
何が旅人だ、ただの旅行好きじゃないか。
そんなことを考えていると一人の男に声をかけられた。
「あの、道を聞きたいんですが・・・・・・」
「どこに行きたいんだい?」
「夏季川までです」
「そこなら俺も行く所だったから案内するよ」
「ありがとうございます」
俺は男を連れて夏季川へと向かった。
結構整った顔をした男だった。
男の手にはスケッチブックが握られていた。
背中のリュックは絵画道具でも入っているのだろうか・・・・・・。
「あんた、夏季川に何しに行くんだい?」
「何、ということもないですが。単なる旅人です」
また、旅人か。
「家はどこにあるんだ?」
「家ですか、どこにあるんでしょうね」
「家がないのか」
「えぇ、だからこうして旅をしているんです」
本物の旅人か。
この年で見たのは初めてだ。
「俺はてっきりそのスケッチブックに夏季川の絵でも描くのかと思ったよ」
「このスケッチブックは景色を描くためのものではないんです」
「じゃあ何を描くんだ?」
「ここには僕の必要としているものを描きます」
「へぇ、そうか」
必要としているものを描くなんて珍しいやつだな。
俺は今までにあったことのないタイプの旅人にわくわくしていた。
「あんた名前は?俺は“虎瀬 紅潮”という」
「僕に名前はないんです。旅人でいいですよ」
「名前がないとは、不憫な奴だな」
「すいません・・・・・・」
別に責めたわけじゃないんだがな・・・・・・。
旅人と話していると夏季川に着いた。
「よし、着いたぞ」
「ありがとうございます」
「ここから向かうあてはあるのか?」
「とりあえず川を渡っていきたいと思ってます」
「そうか、ならそこまで一緒だ」
俺と旅人は橋を渡ろうと足を載せた。
「みぃーつっけたっ!」
「・・・・・・?」
その時、橋の横からバットを持った男が現れた。
すいません、小説を真面目に書くのが初めてだったので・・・
見づらかったら申し訳ないです。