最初の試練
前回ちょっと終わり部分を変えたので見直したい方は是非!
王座の間には、禍々しい気配が漂っていた。
その気配は凄まじく、リンデを除く一般兵全員がその場で倒れた。
ほう…アレが噂のハートストライカーか…二十年前の七国戦争で赤い死神が使ったとされる一振り
その一撃は空間も消し去るほどと言われた魔剣。
カイザーは玉座の上でその剣を深々と観察し、笑みをこぼしていた。
リンデよ、どう対処する?
あの剣…私の力と同等レベルの力を宿しているようね。
リンデは気が付いていた。ハートストライカー本来の力と、その本質を…
私の『アルシェ』と『ビブラート』で受け止められはするでしょうけど…
いや、今この考えは持つ必要なさそうね。私の役割はあくまでも、キョウヤの力を引き出すこと。
それだけなら、有利に戦闘を進めるのはたやすい事。
いやぁ~久々に持ったけど…相変わらずの馬鹿みたいなオーラだな…
全盛期の力が無い今じゃ、全力の四分の一も出せないが…
今はそれが丁度良いのかもしれないな。
今の俺じゃこの力は制御不可能で身に余り過ぎるしな。
「それじゃあリンデさん…今度は私から行きますよ?」
次の瞬間30mは合った距離が、消滅したかのようにキョウヤは一瞬でリンデの目の前まで、瞬間移動した
キョウヤは加減を効かせた状態での最高速度で、リンデの喉元を狙い踏み込んだ。
しかし、並外れた動体視力を持ち合わせるリンデからすれば、そのスピードは二倍速程度
速い…でも、正面から来るなら容易いわね。
迫ってくるキョウヤに向かってリンデはビブラートを腰に差し距離をカウントする。
残り10m…4.3.2.1…終わりね。
『蒼刺』素早く広範囲を貫く一撃がリンデの喉元に迫る。その速さは一般の人間からすれば視認できない。言わば高速の一撃
その一撃は既に読まれており、リンデの右手に構えられていた、アルシェによって受け止められた。
「ッ―—」マジかよ…この体制じゃカウンターの防御も間に合わねぇか…
「かなり考えたようだけど、これで終わりね。」
リンデは不敵な笑みを浮かべて腰からビブラートを引き抜いた。
「返曲・ピチカート」
誰もが見とれてしまうほどの流麗な剣技で、リンデは」、キョウヤの首元を切り裂いた。
首元を切り裂かれ、キョウヤはその場に倒れこんだ。普通の隊士ならばそう思うだろう。
しかし、リンデはその違和感に気が付いていた。
「まさか——」急いでリンデは背後を振り向くと、そこには切り伏せたはずのキョウヤが背後から切りかかってきていた。
毎回変なところで区切っててすんません…次回は三話との間でキャラ紹介を挟みます!
(これからもちょくちょく挟むかも)
次回の更新はもっと早くできるように頑張ります… 変なところが見つかったら結構改変入るかもです!




