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石川の友達

皆さんには友達がいますか?

なんかこの人とはずっと一緒なような気がする。そんな人と出会えることは私は人生で滅多にないと思います。

そんな人を思い浮かべながら読んでください!

俺は田中、主人公の田中スプリングだ。ちなみに男だ。

決して、イシカワがタイトルだからと言って石川さんがメインではない。



時は、2125年人類はスマホ離れが相次ぎ、スマートガラス通称スマガの流行とともに文明の発達が栄えているのがこの舞台である。

ちなみにスマガは一見、通常のガラスに見えるのがメガネやコンタクトに入れると即座に情報を仕入れることができると言う優れもの。まぁいわゆるスマホを四次元的にしたものである。


「お前、まだスマホなのかよ」そんな声が教室から飛び交う。

そんな中、平成が大好きな石川という男は、今は通信なんかしていないガラケーとスマホを持ち、なんか人とは違うことをしてるというのをカッケーとも思っている。石川は人とは違うオーラを放っていた。

といっても、俺の友達なんだけど…


いつも俺と石川は帰り道が一緒で、某ハンバーガー店だったり、某もやしマシマシラーメンに行くのが放課後の定番である。

「今日どこいく?」自転車で走りながら俺は石川に聞いた。

「駅前に新しいカフェができたから行くか!」とボケてるのかわからない返をしてくる。

「カフェなんてそんな洒落たこといつも言わねぇだろ!そもそもそんなど田舎のだれもいない、周りの建物もねぇところにそんなもんないだろ!」とツッコミを入れる。

すると、石川はなんかを思い出したかのように

「そっか“この時代”にはないのか」と呟いた。

あー、いつものボケをかましているのかなと俺はツッコミを入れる瞬間に石川の言葉に阻まれた。


「あーマジマジ、今は何もないけど。結構栄えてたんだわ。ここなんてコンビニ近くに三件もあったんだぜ」なんてまたしても懲りないことをベラベラと。そう思いつつも、いつもの冗談を言ってるような顔には見えなかった。

「もういいって」俺は半笑いで言い返したが、石川は周りの風景を見ながら黙々と自転車を走らせていた。


俺には100歳を超えてるおばあちゃんが家に同居している。

「なぁばぁちゃん。2丁目の畑って昔コンビニだったの?」なんて食卓の沈黙を誤魔化すように俺は聞いた。 

「あー、そうだよ。二件たしか経ってたよ。ファイブとハイソン」

「あーそうなんだ」まぁたまたま言ったことが合ってるなんてこともある。少しだけドキッとはしたが。


続けてばぁちゃんは「ここは、今とは違って栄えててねぇ、駅前にもコーヒーの美味しいカフェがあってね」

いや〜まさかな。「そ、そうなんだ」俺は少しずつだが、石川が過去の人間なんではないかと思い始めた。今のところ、ほんのちょっとだ。


そして次の日


「なぁ石川、お前ってほんとに過去のやつなの?」笑気味に聞いてみた。


「あぁそうだよ」


なんかあっけなく答えた。

普通なんか隠してたり、バレないようにするとかするもんなんじゃないかとも思うけど。

石川はサラッと言った。


俺「冗談言うなよ」 


石川「冗談じゃねぇよ、なんか確認したから聞いてきたんだろ?」


俺「まぁそうだけど…ばぁちゃんがコンビニ二件、駅前のカフェあったって言ってた」


石川「だろ?いやぁさすがに“二年しか経ってない”し忘れねぇよ。それにしてもキララのやつ覚えてたんだな」


俺「はは!そうか!」


なんて流そうとしたけれどなにか引っかかった。

二年しか経ってない?キララ覚てたんだな?

確かに石川はニ年前の中学三年の春、家の事情で転校してきた。


プラス、俺のばあちゃんの名前はキララさんだ。


何気な〜く石川と会話して、飯食って、ゲームしてを繰り返してきた。なんやかんやで、高二になっていた。


俺「え?え?どういうこと?頭がこんがらがる」


石川「だって俺キララの同級生だもん」


俺「あーね」急に言われたもんだからテキトーに返した。


石川「はぁ、しゃあねぇな。」ため息をつきながら語り出した。


要するに、石川は大体今から80年前からタイムスリップをしてきたという。俺のばぁちゃんとは同級生で、結構仲良かったらしい。

タイムマシン?は石川の孫が開発して、それを親族一同お試しで使っている最中だとか。


俺「なるほど?な」


石川「そう、でも他の人に悪用されねぇように世間には知らされてねぇんだと、だから親族のみでとりあえず使っておこうと。あと、お前なら誰にも言いふらしたりしねぇからいいかなって」


嬉しいような、なんか重要なことを聞いた責任感があるような。


石川「この時代には僕しか来てないのよ。」なんて唐突にまた新情報を出してきた。


石川「ある日、僕の孫っていう奴が家に来て、タイムマシン作ったとかいうんだよ。」


俺「うんうん」


石川「そしたら家族総勢で時間旅行ワープトリップしようとか言い出してさ」


俺「へ、へぇ」


石川「そして旅行の日の当日に僕寝坊しちゃって、みんな起きたらもう旅行行っててさ。慌てて家の中に探し回って、見つけた見慣れない小さい鉄ボール周りにボタンが押してあったんだけど、それをぽちぽちしてたらこの時代に来ちゃってさ。」


俺「それは、大変だね」現実離れした話にもう全て飲み込もうと決めた。


石川「その鉄状のボールがタイムマシンの予備だったらしくてな。それでもお前と会えて嬉しかったよ」


俺「そーだな、まぁ兎にも角にも俺と会えてよかったな」

そんなことを言ってると、石川は深刻そうなかおをしてこう言った。

「ビザが切れるんだ。明日で」

どういうことかわからない話に続けてさらにわからないことを積み上げて、脳内がパンクしそうになるのになぜか心臓がバクバクしていた。


俺「でも、ずっといるんだろ」


石川「明日の夕方、僕は自動的に元いた時代に戻るらしいんだ。」

おそらく暗い顔をしていた俺に石川はこう続けた。

石川「まぁ、会えなくてもずっと友達だからな」


俺「んな、ベタなこと言いやがって」なぜだかわからないけど言葉が震えていた。




悲しいんだ。俺


急に友達がいなくなることを

どんなに昔っからの友達で、そいつと縁が切れても何も思わなかった。

でも石川は違った。

話の波長、石川だから面白かった。石川だから楽しい生活だった。石川だからもっとずっといたいと思った。

だから俺は、このどうしようもない事態でも考えに考え抜いた。



石川が帰る当日になった。



石川は昨日言っていた、タイムマシンとやらを持ちながら俺の家の近くまで来てた。


石川「じゃあ僕行くよ。色々ありがと」なんだか淡白であった。


俺「待て!」強引に手を引いた。


俺「お前過去でメールを残せ。掲示板で見つけてやる。死ぬまででいいなんか一言でも書き記せ!」

俺は未練たらしく言った。


石川「わかったよ。そんなにお前が俺のことを好きなんてな」


俺「うるせぇ、ささっと行け!」


お互い涙ぐんでいたが、静かに石川は消えた。


ここからが本番だ。


石川の掲示板を探すのに相当苦労した。

いしかわ、イシカワ、石川、あらゆるサイトを見ても見つからない。

ある古いサイトがあった。


「石川の友達」


それをクリックしたら、さらにURLが綴っていた。

恐る恐るクリックをした。


するとそこには少し大人びた、石川の姿がいた。

どうやらリモートでの交信はできるようだ。


石川「お前ちっとも変わってないな」


俺「当たり前だろ。お前が言ってから三年しか経ってないんだからな」


石川「あーそうか三年か」笑気味に言った。

石川「そうそう、行った時代にはもう二度といけないんだけど、どうやらリモートで話せる技術を俺のひ孫が開発してさ」


俺「お前の親族なんでもありだな!」そんなツッコミを入れた。


少しだけその会話が懐かしく感じた。


私はリアルの親友と呼べる奴は、二人しかいません!

これは断言できます。もしかしたらこれから先増えるかもしれませんが、これから先その二人とはきっと人生の大半連絡し合うのだろうなと感じます。

皆さんもぜひ、最近連絡してない親友にラインでもしてみてください!

ご視聴ありがとうございました!

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