3日目と金銭稼ぎ
前回、依頼を終え宿で2人の部屋になってしまったが、正は大丈夫そうだ
今回は危機に陥ることに!どう切り抜けるのか?!
俺は早朝に起きた。なぜならかわいい女子と一緒の部屋で寝たことがなかったからである。
横に目をやるとただただかわいい天使がいた。とてもかわいい寝顔であった。
俺はそれを眺めながらログインボーナスを受け取った。今日もらえたのはスキルポイント20と連続ログインボーナスで回復薬(中)×1をもらった。※スキルポイント20 回復薬(小)×3、回復薬(中)×1
俺が支度しているとミケが目覚める。朝に弱いのだろうか、髪はぼさぼさで寝ぼけているせいで歩くのもままになっていない。そんな彼女もかわいいと思う。
こんな朝を迎えながらも俺たちは危機に陥っている。それはなぜか、考えればわかることだがこの美少女ミケは以前のパーティーの自宅から出てくる際に全財産を置いてきていて実質一文無しである。
そしてこの俺はびっくりするぐらい弱い。だから高収入の依頼を受けることも難しい。だから今は圧倒的金欠である。その状況を理解してか分からないがミケは昨日の夜はずっと申し訳なさそうな顔をしていた。
そんな彼女は今寝ぼけている。
俺はしばらく考えた、この危機を乗り越えられる方法を。
俺たち2人は行動に出た。どうしたら金銭をリスクなしで稼げるかを。しかし現実は甘くないのである。
そんなことでいろんな店や商人に聞いてみたが、情報としてはやはり危険が少ないのは物を売ることと質の良いものを商人や店、ギルドに提供したり、取引するのがいいみたいだ。
そこで、ミケからこんな提案があった。
「弱い魔物をたくさん倒して魔石を売るのはどうでしょう?」
「あんま足しにならないんじゃないのか?」
「いえ、そんなことはありません、ゼルさんの運の良さを見れば、なんとかなると思います」
確かに言われてみればそうだった。ミケのステータスしか見たことしかないが、俺の運のステータス値は高水準だった、だから弱い魔物を倒しまくればある程度金銭を稼げることに気づいた。
「じゃあ、それで行こう!」
俺はなぜか分からんが、たぶん嬉しかったのだろうミケの肩をちょっと強めに手をかけたらミケは何とも言えない顔をしていたことに後になって気づいた。
そうして俺たちは武具屋で装備と回復薬、その他もろもろを準備して依頼を受けることにした。※ちなみに銀貨の残りは今日泊まる用の5枚しかないのである
俺たち2人が受けた依頼はゴブリンの5体討伐だった。俺は知っている。俺たちの元居た世界ではゴブリンは俺たちの欲望を満たせてくれる存在ということを…
そんなことはどうでもいい、俺たちの作戦はこうだ。いたってシンプルである。ミケが魔法の調整ができないのでちょっとだけ強力な魔法で煙幕を作ってもらって、俺が今朝スキルポイント20を使って取得したスキル隠密スキルで近づいてとどめを刺す予定だったのだが、いざやってみると、
(ドゴォォォン!)
「おぉぉぉい!ミケ!威力強すぎて他のゴブリンまで寄って来たじゃないか!」
(ドドドドドド!)
「す、すみません!これから私はどうすれば!」
「俺を助けろー!」
仲間がいることに安心したのか分からんが俺はミケの方に走って行っていた。
「こ、こっちに来ないでください!」
横並びでなんか走っている。ゴブリンに追われながら
ここで俺はひらめいた。
「ミケ!お前はどこまでの難易度の魔法を使える?」
事前に俺は調べていたのである。正確に言えば、街の口が達者な占いやってるおばあさん魔女が言っていた、魔法はG~SSS難易度で決まっているという。威力=魔力そして難易度=知力だが、知力関係なしに詠唱が言えればどんな難易度の魔法だって発動は可能だというのだがこのミケのポンコツ加減を見て俺は聞いてみた。
「ミケの普段使っている魔法は難易度どのくらいなんだ?」
「わ、わたしはいつもS難易度の魔法を使っています!」
そして俺は思い出す。魔女おばあさんが言ってた知力に対しての難易度の基準を、
「お、お前!知力50ぐらいだったよな?!」
「そ、そうですけど!」
「お前その数値ならせいぜいB難易度の魔法までだろぉぉ!」
「え?!何で知ってるんですか?!」
「街のおばあさん魔女に聞いた!ところでなんかちょうどいい魔法はないのか!」
ミケは顔が完全に拗ねている女児になっていた。すごくかわいい。だが、そんな場合ではない
完全に拗ねたミケが振り返ってゴブリンに向けて魔法を放った。水のビームみたいなやつを無詠唱で出しやがった。周囲に爆風と砂埃が舞う。
腰を抜かした俺にドヤ顔をしながら振り返って来た。
「今なら瀕死状態で調整したんで簡単に倒せますよ!」
俺はすぐに立ち上がり20匹以上のゴブリンを倒した。※魔石は15個獲得した
「やりましたね!ゼルさん!」
「それができるなら最初っからやってくれ…」
「何のことですか?」
上の空を向いてとぼけるミケの姿が見えて怒りに包まれそうになった。
「お前魔法の威力調整できるじゃないか!何でキャパオーバーの魔法を使うの?!」
「それはかっこいいからです。でも実際私は基本的に水と草の魔法しか使わないですし、ゼルさんの迷惑にはならないと思いますよ」
などと言い訳みたいなことを言っていたが、ミケがこんな天使じゃなかったらはっ倒してるところだった
俺らはギルドに報告しに行こうと帰ったが、帰る途中に俺は説教を、ミケは言い訳をずっと言い合って帰った。
そして、帰って来た俺たちはギルドから銀貨5枚受け取り、ゴブリンの魔石を売った。※報酬銀貨5枚、ゴブリンの魔石×15=銀貨30枚 合計銀貨35枚 残り銀貨40枚
ひとまず、帰って来てもまだ日中だったので腹ごしらえをすることにした。ミケが好きな冒険者用レストランに入店した。そこで俺たちはオークの肉を焼いたやつを食べたのだが、これが案外うまいんだ、あんな人間のように動く豚がここまでおいしいとは思わず、満足いくまで食べてしまった。※銀貨あと36枚
腹を満たしてギルドに戻ると、入ったとたんに受付のお姉さんに呼ばれた。
「ゼルさん!パーティーに入りたいっていう人が来ましたよー!」
確かに受付のお姉さんの横になんかすらっと身長が高く、くびれがあって、胸も申し分ないほどの耳のとんがってるように見える女性がいた。
近づいてみるとやっぱりそうだったエルフだ。すごく白くて美人だがなんかミケと既視感を感じる。ポンコツか天然化のどっちかと確信した。
「こちらはハーフエルフのエリザさんです。近接攻撃を求めているパーティーを探していたらしく、そんなときにゼルさんたちの募集の紙を見つけたそうです。」
「そうなのか、いったん話を聞きましょう」
3人でテーブル席に座り、話を聞こうとするといきなり話を切り出す。
「なぁ、君ぃ、私とけ、結婚してくれ」
俺とミケはきれいなほどハモる。
「は?」
俺は完全にまためんどくさいやつが来たことを悟った。
状況 銀貨36枚 アイテムボックス 回復薬(小)×3 回復薬(中)×1 剣スライム ボロボロの剣(依頼で)
スキル 鑑定スキル 隠密スキル
Lv3 ゼル(山田正)
攻撃 7(+0) 魔力 7(+0) 速度 12(+0) 防御 7(+0) 知力 6(+0) 運 100(+20)
Lv6 ミケ
攻撃 5(+0) 魔力 55(+0) 速度 10(+0) 防御 5(+0) 知力 50(+0) 運 1(+20)




