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第三十一の魔法「女の勘?」

クロが髪型を変えた。ただ、それだけで男子生徒の間では話題になっていた。

そんな中、仲の良い四人は今日のことを食堂で話していた。話題はもちろんクロについてだった。

 食堂ではサフィラ、ローザ、マルグリット、イーリスの四人が机を囲んでいた。


「絶対何かあったのよ、クロの奴。でなきゃ髪型なんて変えないでしょ」


「でも、クロちゃんだって女の子だもん。髪型くらい変えるよ」


「そうそう、あんたの思っているほど特別なことなんてないって」


 マルグリットはクロに何かあったと言い張るが、サフィラもローザも否定している。


「でもさ、ローザちゃんもサフィラちゃんも最初からクロちゃんと仲良かったよね?」


 イーリスが二人に質問する。


「そうだけど」


「今までさ、クロちゃんが帽子脱いで髪型変えたことってあるの?」


「そういえば…」


 サフィラもローザもその言葉を聞いて昔を思い出してみるが、一度としてなかった。


「クロちゃんにとって帽子を脱ぐことって『絶対にありえない』ことなんだと思うの。じゃあ、なんで『絶対にありえない』ことを今日、クロちゃんがしたのか?それにはきっと何か原因があるのよ」


 珍しく力説しているイーリス。しかし、サフィラもローザもイーリスの言っていることは的を得ていると思った。


「そういえば昨日…」


「何かあったの?」


「いつも夜、特訓しているけど、昨日部屋に戻ったときは機嫌が良かったって言うか」


「恋だ!」


 いきなり大声を出したマルグリット。話の途中など関係なくマルグリットは話し始める。


「だって、イーリスの言っていることが正しいとしたら、クロに恋愛だって『絶対にありえない』ことなんじゃないの?」


「クロちゃんが、恋?」


 言われてみてローザはある日のことを思い出す。

 その日は、サフィラの机の中に一枚の手紙が入っていたことで始まった。その手紙の内容からラブレターだと判明し、三人で珍しく恋愛について話していたとき。


「クロちゃんってどんな男の子がタイプなの?」


 と聞いたら。


「え…と、そのだな…」


 ばつが悪いように口篭ったクロはそれ以上答えずに。


「そういえば今日、宿題とか出たか?」


 まるで自分が話したくないように無理やり話を変えてしまった。いつも勉強の話なんて絶対にしないクロなのに、なぜか恋愛の話をしたこの時だけ勉強の話をした。

 サフィラも同じことを思い出していたらしい。


「そう言われればそうね。夜の特訓になにか鍵があるっぽいし」


「じゃあ、今日こっそり覗いて見ようよ。絶対に何かあるって」


 マルグリットの意見には全員が賛成した。




~あとがき~


題名に?があるように、自分でも果たしてサフィラたちの考えが正しいのか分からない現状です(汗)

まぁ、それはさておき果たしてクロは本当に恋をしているのでしょうか?作者なんですが、自分でもよく分かっていません。

あれ?なんでクロって恋愛話は嫌なんだっけ?

どんな心境でイメチェンさせたんだっけ?

記憶を思い出しながらも全然答えは出ません。

書いているうちに思い出すかもしれないし、書かないまま終わるかもしれないし、よく分からないけど…


頑張っていこうと思います!


では、また次回

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