監視員
大統領も知らない話なのであまり公にできないけど。
宇宙空間に地球外生命体のいる星を見つけた。
その星は小さくて陸面積は東京ドーム3個分ぐらい。人口は約80人。
季節や、気温は日本と似てる。重力は地球とそう変わらない。
他の特徴はゲームばっかりしてる。仕事をしたり、ご飯を食べたり、トイレに行ったり、風呂に入ったりという習慣が無い。
要するに星の住人はゲームをすることに特化した生命体と言える。
私は監視員として派遣された。
監視と言っても主に、星の住人の生態についてより深くから調べる事で、遠くから見守り極力住人と交流はしない。
そんな中、星の住人全員が参加して、地球でいうストⅡに似たゲームの結果によって星のリーダーを決めるトーナメント方式の大会が開かれた。
優勝者はヒョロガリ眼鏡のいわゆるチー牛と言った青年だった。
チー牛がリーダーになると、ゲームの順番を抜かす、星の住人のソフトを借りパクを
するなどの悪政が敷かれた。
すると、その事にイラっときた、チー牛にゲームで負けたちょっと強そうなデブが
ついにヒョロガリに手を出してリーダーの座を降ろしてしまった。
私は神話の始まりの目撃者となった。