33. 寮の後輩
別れの季節は春だけではない。
寮の後輩が旅立った。
「後輩を見送る」という経験は結構珍しいんじゃないだろうか。
大学院まで行っていると、学部で卒業する後輩を見送る機会が1回訪れる。
割と寂しいものである。
寮の麻雀メンツの一員で、2年前くらいに始めてみんなにボコボコにされていたのに、いつの間にか雀荘スタッフになって凄まじい成長だった。
同時にいつの間にか留年もしていたが。本来は今年の春に見送っていたはずである。
一番仲良くしていた一つ下の代が卒業してしまったので、寮内で仲良くしている人もだいぶ減った。
だからなんだかんだこの半年は結構話す機会が多かったと思う。
彼の部屋は狭いのに何故か溜まり場のようになっていて、何故か溜まり場にしている私たちの方が「狭い」と文句を言っていた。
「サッカー部のthe後輩」ってイメージのやつだった。
エロいことばっかり話していたので、欲求不満でそういう系の変なことで捕まらないことを祈っている。
彼は地元に帰って就職するため、今後会える機会は恐らくほぼないだろう。
特に書いていなかった日記を彼のためにつけるくらいには印象に残るやつだった。
クビになったらこっちに戻ると言っていたので、せいぜいそうならないように祈っておいてあげよう。
2023.09.28 12:33
湯たんぽ
最後の最後までゆるっとしたやつだった。




