その他メモ。名前の由来、臣従儀礼など、諸々
《労働者連盟ヘリオーティス》
表向きは貧しい労働者階級の地位向上を目指す団体。三百年前にこのアニュラスへやって来た新国民のみで形成され、旧国民、主に亜人を排除するための活動を続けている。
《虫食い穴について》
虫食い穴は遠隔地へ瞬間移動できる異空間トンネルである。術師により、札に封じることが可能。封じた虫食い穴は好きな場所に出現させることができる。その際のルールは以下↓
つながっている片方を封じてしまえば、もう片方はしばらくして自然消滅する。その後、札から開放したときは、また同じ場所につながる。
すでに、他の穴とつながっている虫食い穴につなぐことも可能。二か所につながっている場合は、どちらに出るかわからない。
《臣従儀礼について》
通常の臣従礼──
主が僕の肩に剣を置き、互いに精霊の御名のもと、誓いの言葉を述べる。その後、剣をしまい抱擁。人間社会の法によって縛られるのみ。
魔族の臣従礼──
剣を立て、悪魔の名のもとに誓いの言葉を述べた後、互いの腕を切り、血を杯に注ぐ。主が僕の血を飲んだ後、僕が主の血を飲む。
主が望めば、僕の命を奪うことも可能。また、主が死んだ時、僕も死ぬ。解除は契約時、証人となった悪魔の了承を得なければならない。
守人の臣従礼──
光の民に誓いを立てる。
主が守人の生命を自由にできるのは魔族の契約と変わらない。が、こちらは対等な契約であり、主が守人の尊厳や肉体を著しく傷つけた場合は解除も可能。また、死後転生後も契約は継続する。
※第三部以降ネタバレ
眷属の契約──
主がその力の一部を与えることによって、自由に使役することができる。その代わり、僕は大切な物を差し出さなくてはいけない。
守人×眷属の契約も可能。
例:シーマ─ハンス
ユゼフ(エゼキエル)─シーマ(イシュマエル)リゲル、カッコゥ、ティモール
サチ─グラニエ
光の民─グレース─イザベラ、ミリヤ
・ドーナツ穴内周二万キロ
・主国騎士団の人数、千人超えるくらい
・百日城で遣われる職業の記号
王族→オレンジの星。
貴族→赤い盾
ピンクの月→下男
赤い雲→下女
黄色のとかげ→掃除婦
色のないシデムシ→死体掃除人
──名前の由来──
※名前のほとんどは花、聖書、ギリシャ神話、海外の地名などから。
アニュラス……数学において円環の意。ドーナツ穴のこと。
アニュラス大陸の国名……鳥の王国が主国であることから、周りの国々は鳥の名前。カワウ、モズなど。
ソード(機械仕掛けのソードシリーズより)※第三部……秘密 ヘブライ語
実浮城……三十二相の音楽から。将門公が新皇として即位された時、三十二相の楽奏をもって迎えられたことに由来する。漢字は当て字。
百日城……英雄王サウルが百日で建造したことから命名された。城の周りにはほぼ一年中百日草が咲き乱れる。
五首城……カワウ国の英雄の首が五つの塔に朽ちるまで飾られ続けたのが名前の由来。五つの塔は竜の首にも見える。塔の一つは亀のアルメニオが破壊。
エルピス川……希望
ヘリオーティス……日光 古代ギリシャ語
アルシア……玉座 ペルシャ語
ダーラ……富裕 ペルシャ語
ファロフ……幸運 ペルシャ語
マリク……王 アラビア語
レグルス……小さな王 ラテン語
アキラ……イヌワシの学名から。




